◆今週の天気のポイント
・19日(水)頃は北日本~東日本の日本海側で再び大雨の恐れ
・18日(火)にかけて猛烈な暑さ、熱中症に警戒
梅雨前線が停滞し、東北の日本海側では14日(金)の降り始めからの総降水量が350㎜を超える記録的な大雨となり、24時間降水量が観測史上1位になった所があります。秋田県では氾濫が発生している河川があり、地盤の緩んでいる所があります。
河川の氾濫などに警戒(出典:気象庁)
前線の活動は次第に弱まりますが、17日(月・海の日)~連休明けの18日(火)も湿った空気が流れ込むため、東北では雲が多く雨の降る所があるでしょう。これまでに降った雨の量が多いため、少しの雨でも洪水害や土砂災害に十分注意してください。
東日本や西日本は、太平洋高気圧に覆われ晴れる所が多いでしょう。日差しが強いため、紫外線対策を万全にしてください。午後は山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所があるため、山のレジャーなど屋外で活動をされる方は空模様の変化に注意が必要です。
↓18日(火)の予想気圧配置↓
東日本や西日本は太平洋高気圧に覆われる
19日(水)は、前線が北日本付近に延び、前線上の低気圧が通過するでしょう。このため、北日本から東日本の日本海側を中心に発達した雨雲がかかり、再び大雨となる恐れがあります。最新の気象情報を確認し、避難などの判断を行うようにしてください。
↓19日(水)の雨雲の予想↓
北日本や東日本の日本海側で再び大雨の恐れ
20日(木)は、本州付近を前線が南下するため、西日本や東日本でも雨の降る所が多くなるでしょう。前線が通過する際は雨脚の強まる所もあるため、最新の気象情報を確認してください。
21日(金)~週末の22日(土)は、前線が日本の南に南下し、次第に活動が弱まるでしょう。このため、雲が多いながらも晴れ間のでる所が多くなる見込みです。
最高気温は、平年並みか平年より高い日が多いでしょう。特に連休明けの18日(火)頃にかけては、東北や関東、東海などでは35℃前後まで気温が上がって猛烈な暑さとなり、内陸や名古屋などでは体温を超えるような危険な暑さの所もある見込みです。熱中症の危険性が高いため、屋外での長時間の活動は控え、屋内でも我慢をせずにエアコンを使用し、こまめに水分を補給するなど対策を万全にしてください。
19日(水)以降は極端な暑さは収まりますが、湿度が高く蒸し暑いでしょう。また、夜間も気温が高く、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜の所も多いため、昼夜を問わず熱中症対策を忘れずに行ってください。
(気象予報士:むーらん)