九州以北は梅雨の最盛期へ、気温が高めで熱帯夜も…

◆今週の天気のポイント
・梅雨前線は本州付近に北上、雨の降る日が多くなる。
・週半ば以降は、前線の活動が活発化し大雨になる日も。今後の情報に注意。
・気温は高め。雨が降っても真夏日に。熱帯夜の所もあり寝苦しい日もあり。

先週まで沖縄や奄美に停滞し、大雨をもたらせた梅雨前線は北上し、今週は本州付近に停滞するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、大雨となる日もありそうですから、今後の情報に注意が必要です。

↓6月26日(月)~7月1日(土)の予想気圧配置↓

梅雨前線は本州付近に停滞する日が多い

特に28日(水)以降は梅雨最盛期の典型的な大雨の気圧配置となる日があり、雨の降り方に注意が必要です。6月30日(金)~7月1日(土)にかけては、前線の活動が活発になり日本海側を中心に大雨となる恐れがあります。太平洋高気圧の張り出し具合や前線の位置などで大雨となる日や場所が変化する可能性があります。最新の情報を確認し、大雨に備えるようにしてください。

↓6月30日(金)の雨雲の予想↓

大雨の恐れ、今後の情報に注意

25日(日)に梅雨明けした沖縄と、梅雨明け間近とみられる奄美では、太平洋高気圧に覆われて夏空が広がりそうです。今週は晴れる日が多いでしょう。熱中症対策や紫外線対策が欠かせない日々が続く見込みです。

西日本や東日本の最高気温は30℃前後の日が続き、雨が降りやすい天気にもかかわらず気温は高めで蒸し暑いでしょう。また、最低気温が25℃以上の熱帯夜の所もあり寝苦しい夜がやってきそうです。涼しい環境づくりを心がけて、十分な睡眠をとるようにしましょう。また、北日本でも27日(火)以降は最高気温が30℃前後となり、この時期としてはかなり高めの気温となる見込みです。

真夏日続く、熱帯夜の所も…

7月2日(日)は、夏至から数えて11日目にあたる「半夏生(はんげしょう)」。このころに降る大雨を「半夏雨(はんげあめ)」、半夏雨によって起こる洪水を「半夏水(はんげみず)」と呼び昔から人々に恐れられてきました。
これからは梅雨も後半戦となり、大雨に見舞われることが多くなる季節です。最新の3か月予報によると、7月の降水量は西・東日本で平年並みか多い確率がともに40%と雨の量が多くなることが予想されています。ハザードマップで避難経路や避難場所の確認をするほか、家族との情報共有をしっかりしておき、大雨の季節に備えましょう。

(気象予報士:ふぅ)

シェア!