台風+前線の影響で12日(月)にかけて大雨の恐れ

◆今週のポイント
・週明けにかけ台風+前線の影響に警戒
・13日(火)以降は前線が南下、沖縄・奄美で大雨に
・北~西日本もスッキリしない天気が続く

台風3号は11日(日)午前9時現在、強い勢力で日本の南を進んでいます。この後は進路を北東~東北東に変え、本州から離れた海上を進むでしょう。

小笠原諸島では12日(月)はうねりを伴う高波に警戒が必要で、南西諸島から東日本の太平洋側も強風や高波に注意が必要となる見込みです。

また、台風3号から流れ込む暖かく湿った空気が、本州付近に停滞する梅雨前線の活動を活発化させています。

11日(日)は太平洋側を中心に発達した雨雲が掛かっており、12日(月)にかけて雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。12日(月)朝までに予想される雨の量は、東海の多い所で150ミリ、近畿や九州南部で120ミリなどとなっています。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒をしてください。

13日(火)以降は梅雨前線がいったん南下し、沖縄・奄美で大雨となる恐れが出ています。沖縄・奄美では17日(土)頃にかけて雨が続き、総雨量が多くなる可能性があります。梅雨末期の大雨となりますので、最新の情報を確認し、早めの備えをなさってください。

北日本から西日本も雲の多い天気で、太平洋側を中心に雨の降る所があるでしょう。16日(金)~17日(土)は西日本中心に広く晴れる見込みで、貴重な梅雨の晴れ間となりそうです。

気温は平年並みか高い日が多く、特に北日本では平年を大きく上回る日もある見込みです。週前半は北海道や東北北部で30℃近くまで上がる所もあり、真夏並みの暑さとなるでしょう。一方、東日本や西日本は梅雨らしいムシムシとした体感が続きます。体調管理はもちろん、食品の衛生管理などにも十分お気をつけください。

(気象予報士:まりー)

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