日本海側も晴れ間あり、高温による融雪や雪崩に注意

◆今週の天気のポイント
・9日(月)~10日(火)は日本海側で雪や雨に。降り方が強まる所もあるため注意。
・11日(水)以降は高気圧に覆われ、日本海側でも晴れ間のでる所が多い。
・週半ばから気温が著しく上昇し寒中とは思えない陽気に。雪崩や落雪などに注意。

9日(月)の成人の日は、前線を伴った低気圧が北日本を通過する見込みです。北日本は日本海側を中心に雪が降りやすくふぶく所もあるでしょう。北陸から山陰にかけては山では雪ですが平野部は雨になる見込みです。連休最終日ですが日本海側では生憎の天気となりますので、交通機関の影響も考慮して余裕を持った行動を心がけておきましょう。その後10日(火)にかけて冬型の気圧配置が強まる見込みです。日本海側は引き続き雲が多く、北陸以北は雪が降るでしょう。

↓9日(月)~10日(火)の予想気圧配置↓

次第に冬型が強まる

11日(水)以降は冬型が緩み、しばらく高気圧に覆われる見込みです。その後、14日(土)ごろには朝鮮半島から日本海へ低気圧が進み、この時期としてはかなり暖かい空気が流れ込んでくる見込みで、寒中とは思えない気圧配置となりそうです。

↓11日(水)~14日(土)の予想気圧配置↓

雪解けが進み、雪崩や落雪に注意

11日(水)~13日(金)にかけて、太平洋側だけでなく日本海側でも晴れる所が多くなる見込みです。日本海側では季節外れの日差しにほっとできるかもしれませんが、積雪の多い所では雪解けが進みます。道路では足元が悪くなりますのでお気をつけください。そして14日(土)は、東北から南の地方では、平野部だけでなく山沿いも含めて広く雨が降る見込みです。北海道も高い山では雪ですが、平野部では雨が降るでしょう。屋根からの落雪や雪崩、融雪による浸水や土砂災害などに十分な注意が必要です。

季節外れの高温に

気温は、11日(水)以降徐々に高くなっていく見込みで、週の終わりにはかなり高くなるでしょう。14日(土)は平年を10℃以上上回る所が多くなる見込みです。これまでの冬らしい寒さから一転し、4月の半ばごろの気温となる所が多く季節は3か月以上先に進み寒中とは思えない陽気となるでしょう。農作物の管理、体調管理、雪解けによる災害に十分注意して下さい。

(気象予報士:ふぅ)

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