雨の後は寒気流入、また一歩季節が進む

◆今週のポイント
・17日(月)は全国的に雨
・雨の後は寒気流入、北日本山沿いでは雪も
・週後半は広く秋晴れ、紅葉が進みそう

16日(日)は日差しの届く所が多いですが、天気はゆっくりと下り坂に向かいます。週明け17日(月)は広い範囲で雨となり、この雨を境にまた一歩季節が前進するでしょう。

17日(月)は前線が西~東日本の太平洋沿岸を東へ進み、別の前線が北日本を通過します。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。広い範囲で雨が降り、雨脚の強まる所もある見込みです。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。

前線が通過した後は、上空に寒気が流れ込みます。18日(火)は日本海側で雨が降りやすく、北日本の高い山では雪に変わる所もある見込みです。標高の高い峠道などを運転する予定がある方は、早めに冬用タイヤやタイヤチェーンの準備をするようにしてください。

東日本や西日本も冷たい空気が流れ込んで気温が下がり、最高気温は20℃前後の日が多くなる予想です。19日(水)は西から日差しが戻り、20日(木)~21日(金)は全国的に晴れるため、秋らしい過ごしやすい陽気となるでしょう。

ただ、穏やかに晴れる日ほど放射冷却現象が強まり、朝晩はグッと冷え込みます。最低気温は北日本で5℃前後、東日本や西日本でも10℃くらいまで下がる所がある見込みです。服装選びや体調管理にお気をつけください。

気温が下がると進むのが紅葉です。北日本は本格的な紅葉シーズンを迎え、東日本も標高の高い山から赤や黄色に彩られていくでしょう。西日本も山沿いの一部で葉の色づきが始まっています。

週後半は穏やかに晴れる所が多く、紅葉狩り日和となりそうです。標高の高い場所はふもとよりも気温が低くなりますので、紅葉狩りに行かれる際は暖かい服装でお出かけください。

(気象予報士:まりー)

シェア!