週明けは秋晴れ その後は季節を進める雨に

◆今週のポイント
・週明けは穏やかな秋晴れ
・週中ごろは季節を進める雨
・気温は急降下、体調管理に注意

週明け3日(月)にかけて、日本付近は高気圧に覆われて秋晴れが続くでしょう。一方で、週中ごろは前線の通過に伴って広く雨が降り、この雨を境に一気に季節が進む見込みです。暑さも収まり、今週は秋の深まりを感じられるでしょう。

4日(火)から5日(水)にかけては前線が日本列島を南下し、日本海側から雨の範囲が広がる見込みです。北海道付近の前線上には低気圧も発生する予想で、低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。北日本では雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。東日本や西日本も前線が通過するタイミングで雨脚の強まる所があるでしょう。また、日本海側を中心に風も強まる見込みです。

6日(木)から7日(金)ごろは東日本の太平洋沿岸に前線が停滞する見込みで、東日本や西日本中心にスッキリしない天気が続きます。特に前線に近い関東・東海付近は雨が降りやすくなりそうです。週末も雲の多い天気となるでしょう。

前線通過後は北から寒気が流れ込むため、一気に気温が下がる見込みです。前線通過前の週前半は東日本や西日本で30℃くらいまで上がる所もありますが、週後半は東京で20℃前後など11月並みの肌寒さが予想されています。北海道では日中も15℃を下回る所があり、平年よりかなり低い気温となるでしょう。

また、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むため、北日本の標高の高い山からは初冠雪の便りが届くかもしれません。季節の進みを感じられそうです。

気温の変化が非常に大きくなりますので、服装選びや体調管理には十分お気をつけください。週前半は25℃を超える夏日の所が多いため半袖でも過ごせる陽気となりますが、週後半は長袖を選んだり、カーディガンや薄手のジャケットなどで重ね着をしたりするのが丁度良いくらいとなりそうです。北日本ではコートが活躍するでしょう。

この時期は朝晩と日中との気温差も大きくなります。日ごとの気温変化に加え、1日の寒暖差にも注意し、体調を崩さないようお気をつけください。

(気象予報士:まりー)

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