立秋過ぎても厳しい残暑続く

8月7日(日)は立秋です。暦の上では秋が始まりますが、東日本や西日本では厳しい残暑が続くでしょう。一方、北日本は停滞する前線の影響を受け、再び大雨となる恐れがあります。

◆今週のポイント
・北日本は前線停滞、大雨に警戒
・東日本や西日本は晴れて猛烈な暑さ
・13日(土)ごろはペルセウス座流星群に注目

北日本は週明け8日(月)以降、前線の影響を受ける見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、雷を伴い非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

9日(火)~12日(金)にかけても前線が停滞し、北日本の日本海側中心に断続的に雨脚が強まる見込みです。その後も前線の停滞が続き、更に雨量が多くなる恐れがあります。

先日、記録的な大雨となった山形や新潟でも再び雨が強まる可能性があるため、更なる大雨災害の発生にも警戒が必要です。今後もこまめに最新の情報を確認し、いざという時は早めの避難を心がけてください。

東日本や西日本は、勢力を強める太平洋高気圧に覆われます。上空には暖かい空気が流れ込み、晴れて35℃前後まで上がる所が多くなるでしょう。関東の内陸部などは体温を超えるような危険な暑さとなる可能性もあり、熱中症に警戒が必要です。

また、北日本太平洋側や沖縄も、平年と比べてかなり気温が高くなる予想となっています。全国的な高温が予想されますので、農作物や家畜の管理などにも十分ご注意ください。

ペルセウス座流星群 (出典:国立天文台)

晴天傾向が続く東日本や西日本では、ペルセウス座流星群が見られるかも知れません。ペルセウス座流星群は三大流星群の1つで、13日(土)に極大を迎えます。

11日(木)夜~13日(土)夜が観測のチャンスで、13日(土)の夜明け近くは、最大で1時間あたり30個程度の流れ星が見られると予想されています。観測時はなるべく空の暗い所で、空全体を見上げるようにしてみてください。目が暗さに慣れるまで、最低でも15分以上は眺めることが必要です。

ペルセウス座流星群では月明かりに負けない明るい流星も出現します。晴れ間のでる地域は観測のチャンスがありますので、ぜひ夜空を見上げてみてください。

(気象予報士:まりー)

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