晴天一転雨天へ。台風4号の動きに注意

◆今週の天気のポイント
・台風4号が九州に接近または上陸し日本付近を通過する恐れ。今後の動きに注意。
・晴れた日が続いた先週から一転して雨の日が増える。大雨の恐れも。
・猛烈な暑さは落ち着くものの、湿度が上がり蒸し暑くなる。

今週は台風4号の動きに注意が必要です。台風の進路次第では、西日本や東日本で大雨・暴風・高波など荒れた天気となる恐れがあります。また、先週までは勢力を強めていた太平洋高気圧が勢力を弱め、日本付近には湿った空気が流れ込みやすくなります。梅雨が戻ったような曇りや雨の日が多いでしょう。猛暑は落ち着きますが湿度が高く蒸し暑くなりそうです。

↓4日(月)の予想気圧配置↓

台風4号の動きに注意

沖縄を通過した台風4号は今後東シナ海を北上し、4日(月)~5日(火)ごろに進路を東寄りに変えて九州に接近または上陸し日本付近を通過する恐れがあります。その後は予報円が大きく進路は定まっていません。日本海側を進む可能性・日本の南岸沿いを進む可能性・日本の南の海上を進む可能性とそれぞれあるため、最新の台風情報と天気予報をご確認ください。

↓台風4号の進路予想図↓

予報円が大きく進路は不確定

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現状では台風はあまり発達しないと見込まれていますが、台風が接近または上陸する恐れのある九州では5日(火)ごろに荒れた天気となる恐れがあります。西日本では、6日(水)にかけて台風を取り巻く湿った空気の流れ込みで大雨になる見込みです。東日本でも6日(水)から7日(木)にかけて、台風の進路次第では、大雨のほか、強風・高波など荒れた天気となる可能性があります。今週は西日本や東日本では大雨・強風・高波に要注意です。

猛烈な暑さは落ち着くが湿度は上がる

記録的な猛暑が続いた先週に比べると気温は落ち着く見込みです。比較的晴れる日が多い北日本ではこの時期としてはやや高めの日が多いものの、西日本や東日本では猛暑日が少なくなり、最高気温が30℃以下になる所もあるでしょう。ただし、湿度は高いため蒸し暑く、夜間も気温が下がらない熱帯夜の日はある見込みです。こまめな水分補給や適切な冷房の使用による熱中症対策を引き続き行ってください。食品の管理や衛生管理にも注意が必要です。

夜間の熱中症にも注意

夏至から数えて11日目ごろからの5日間を半夏生(はんげしょう)といいます。ちょうどいまの時期にあたり、この時期に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」、この時期の洪水を「半夏水(はんげみず)」と呼び恐れられてきました。今週は西日本や東日本を中心に大雨になる恐れがあります。ハザードマップでの避難経路の確認、土砂災害や浸水などが起こりやすい危険な場所の把握など、改めて防災意識を高め台風や大雨に備えましょう。

災害に対する備えを

(気象予報士:ふぅ)

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