◆今週の天気のポイント
・西日本を中心に曇りや雨の日が多く、大雨の恐れもあるため注意。
・台風14号の影響で沖縄は13日(月)まで大荒れ、その後の動きにも注目。
12日(日)9時の時点で非常に強い台風14号は、13日(月)には東シナ海へ進む見込みです。その後複雑な動きをしながらほとんど停滞し、勢力を弱めて17日(金)ごろにようやく進路を東寄りに変えるでしょう。14日(火)以降の予報円は大きく進路は定まっていませんが、台風の東側の暖かく湿った空気が西日本にある前線の活動を活発にするほか、週末には全国的に大雨などの影響がでる恐れもありますので、今後の動きに注意が必要です。台風が比較的日本から離れていても最新の台風情報の確認をお願いします。
↓台風14号の進路予想図↓
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台風情報
【北日本】
13日(月)の朝まで北海道は雨や雷雨がありますが次第に天気は回復に向かいます。週の半ばごろまで晴れる所が多くなる見込みです。ただし、東北太平洋側は雲が広がりやすくなるでしょう。17日(金)以降は東北を中心に雨が降る見込みです。本降りの雨になりそうなので雨の降り方に注意して下さい。
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【東日本】
北陸や東海・甲信地方は16日(木)ごろまでおおむね晴れますが、関東はオホーツク海の高気圧からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいでしょう。17日(金)以降は各地で雨が降る見込みです。台風の動向次第では雨の降り方が強まる恐れもありますので最新の天気予報で確認しましょう。
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【西日本】
前線や湿った空気の影響で九州や四国を中心に雨の降る日が多いでしょう。週の半ばごろまで停滞する前線に向かって台風14号の湿った空気が入り、大雨の恐れがあります。また、台風が進路を東寄りに変える週末も再び大雨になる恐れがあり注意が必要です。
↓13日(月)~18日(土)の予想気圧配置↓
前線や湿った空気の影響で雨
【沖縄】
13日(月)まで台風14号による高波・暴風・大雨に警戒してください。その後も曇りや雨の日が多いですが、週の後半から徐々に晴れてくるでしょう。
季節の変わり目、体調管理をしっかりと
北日本は、日中はだいぶ過ごしやすくなり朝晩はヒンヤリ。最低気温が一桁となる所もでてきて寒いくらいとなり、朝晩は暖かい洋服が活躍しそうです。関東甲信や北陸は、寒暖の差がやや大きいでしょう。朝は少しずつ過ごしやすくなり上着が欲しいくらいの日もありますが、日中はまだ暑い日が多くなりそうです。東海や西日本は、最高気温が30℃前後まで上がる所が多く残暑がしばらく続きます。湿度も高く不快な蒸し暑さとなるでしょう。
季節の変わり目。南北に長い日本列島は北と南でだいぶ体感が異なりますね。北はもう冬の気配もチラホラする一方で、西日本はまだ夏の名残が…。いずれの地方でも夏の疲れがでてきて体調を崩しやすい時期です。栄養と睡眠をしっかりとって適度な運動をして体調を整え、少し疲れやすいこの時期を乗り切りましょう。
(気象予報士:ふぅ)