◆今週の天気のポイント
・晴れから雨へ…、週の後半は北日本を中心に雨や風が強まる。
・8月中は猛暑、9月に入ると暑さはいったん落ち着く。
8月中は西日本を中心におおむね晴れて厳しい残暑が続きそうです。日中の暑い時間帯の外出を控えて室内を涼しく快適な環境に整える、こまめな水分補給をするなど引き続き万全な熱中症対策をしてください。午後になると急な激しい雨や落雷…と夏を思わせる天気が続く見込みです。
8月いっぱいは猛暑が続く
日本付近で勢力を強めていた太平洋高気圧は、週の中ごろ、ちょうど9月が始まるころになると徐々に勢力を弱めていきます。変わって秋雨前線が日本付近に停滞し、曇りや雨の日が多くなってきそうです。
↓8月30日(月)~9月4日(土)の予想気圧配置↓
9月に入ると秋雨前線の影響が…
特に注意したいのは週の後半です。前線を伴った低気圧が発達しながら北日本に近付くでしょう。低気圧や前線の周辺では雨や風が強まる恐れがあり、本格的な雨具の出番となります。頑丈な傘やレインコートなどを準備しておきましょう。最新の予報を確認して、風雨に備えてください。
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↓9月3日(金)の予想気圧配置と降水量↓
週の後半は風雨強まる恐れ
週の前半は猛暑日の所もあり残暑が厳しいですが、週の中ごろになると暑さがいったん落ち着きます。9月に入ると関東では25℃に届かない所もあり、急に涼しさを感じる所もあるでしょう。週の後半になると再び暑さはぶり返し、真夏日に戻ります。寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。
週の初めは猛暑、寒暖差の大きな1週間
8月31日(火)は二百十日。立春から数えてちょうど210日目にあたります。この時期は、昔から台風が襲来して農作物の被害が出ることが多いと心配されてきました。また、9月1日(水)は防災の日。いまからおよそ100年前の1923年に発生した関東大震災の教訓として、毎年各地で防災訓練が行われてきました。
ことしの夏はすでに各地で記録的な大雨に見舞われたため、防災について深く考える機会も多くひとりひとりの防災意識も一層高まったのではないかと感じます。
こんごは、本格的な「秋雨」と「台風」の季節へ移っていきます。ことしの大雨を教訓として、引き続き気持ちを緩めることなく災害への備えをしっかりとしておきましょう。
(気象予報士:ふぅ)