真冬の空気に包まれる、大雪への備えと寒さ対策を!

今週は、北日本~東日本の日本海側を中心に大雪となります。全国的に北~西寄りの風が強く吹き、北日本の日本海側などでは暴風のおそれも。さらに落雷や特に日本海側の沿岸部では高波に注意が必要です。

今週の天気のポイント
・北日本日本海側~山陰は大雪への備えを
・強風や高波に注意
・外出の際は真冬の装いで

週明け14日(月)から真冬並みの非常に強い寒気が日本付近に流れ込み、17日(木)ころにかけて強い冬型の気圧配置が続きます。

西高東低の冬型が強まり縦縞模様に

予想天気図(14日21時)

北海道~東北の日本海側では、数日続く雪で積雪が一気に増えて猛吹雪地吹雪が発生する所も。北陸から山陰の平地でも雪が一時的に強く降り積もる地域があります。
大雪や暴風により公共交通機関が乱れる可能性があるため、最新の天気予報と併せて交通情報もチェックしてください。道路は凍結して非常に滑りやすくなり、また吹雪により視程が悪化することもあるためクルマの運転は慎重に。もちろん冬用タイヤ、チェーンなど滑り止めは必須。歩行の際も足元には十分注意を。替えの靴下などがあると重宝します。

太平洋側は晴れて日中は日差しに恵まれる所が多くなる見込みです。ただし寒気の影響で雲もでやすくなり、名古屋など東海の平野部にも雪雲が流れ込む可能性があります。
沖縄は低い雲が広がり雨の降る日も多く、すっきりしない天気が続く見込みです。

北海道の上空にはひと冬で数回あるかないか程の強さの寒気が流れ込み、大雪の目安になる寒気も北陸付近まで南下。平地で雪を降らせる目安となる寒気も太平洋側までスッポリ覆います。

上空5500m付近の寒気の予想図

北日本は日中も0℃に届かない真冬日に。東京や名古屋、大阪など東~西日本の都市部でも朝は2℃前後まで冷え込み、日中の気温も10℃に届かず真冬の寒さとなります。さらに強い風が体感温度をグッと下げるため、外出の際は冬用コート、マフラー、手袋など万全の防寒対策を。ポケットにカイロがあると手先の冷えも和らぐでしょう。

先週は比較的過ごしやすかった東~西日本にも一気に真冬の寒さがやってきます。気温の急変に対して体調管理をしっかりと。初雪からいきなり積雪して大雪となり冬景色に様変わりする所もあるでしょう。いよいよ本格的な冬がやってきます。

 

(気象予報士:たけねこ)

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