週初めは荒れた天気、雪と寒さに用心を

◆今週の天気のポイント
・週初めは東北北部の平野部でも初雪の可能性。北日本では大雪に注意。
・11日(水)ごろまで空気冷たく寒さ続く。その後は再び日中の暖かさが戻る。

9日(月)から、12月上旬並みの強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置となります。平野部に雪を降らせる目安となる寒気が東北北部まで南下するため、先週の北海道に続き青森の市街地などでも初雪となるでしょう。山陰から北陸にかけてはしぐれて、東日本の山では雪となります。太平洋側ではおおむね晴れますが、全国的に風が強まり波も高くなるでしょう。11日(水)ごろまで寒気は居座る見込みで、北海道などでは大雪の恐れがありますので最新の情報を確認して下さい。

↓9日(月)の予想気圧配置と降水量 上空1500m付近の気温の様子↓

東北北部でも初雪の可能性、北日本は大雪に注意

強い寒気が抜けた後は、日本付近は高気圧に覆われます。東海や関東では雲が広がりやすい日があり雨の降る所もありそうですが、その他の東日本や西日本の地方はおおむね晴れる日が続くでしょう。一方、北日本の天気の変化は早く、13日(金)には寒冷前線が通過するため再び天気が崩れ雨や雪が降る見込みです。積雪や路面の凍結によるスリップ事故などにはくれぐれも注意して下さい。

↓11日(水)~14日(土)の予想気圧配置↓

西日本や東日本では晴れる所が多い

沖縄は湿った空気の影響で週の前半は曇りや雨の日が多いですが、後半は晴れる日があるでしょう。

週の前半と後半の気温差、朝晩と日中の気温差が大きい

11日(水)ごろまでこの時期としては気温が低い日が続きます。11月下旬から12月上旬のころの寒さの日もありますので、これまでよりもさらに暖かい服装を準備して下さい。その後は再び気温が上がりポカポカとした日が戻ってきます。一方で、朝の冷え込みはさらに強まり日中との気温差は引き続き大きいでしょう。日々の寒暖差や朝晩と日中の気温差により疲労が蓄積され、体調を崩しやすくなります。睡眠と栄養をしっかりとり適度な運動をして健康管理に努めて下さい。

服装で体感調節、健康管理をしっかりと

いまは東北や山などを中心に紅葉の季節を迎えています。紅葉は最低気温が8℃を下回るようになってからおよそ2~3週間後に見ごろを迎えるといわれています。今週は朝晩冷え込む日が多くなり、最低気温が8℃以下の地点が多くなってくる見込みです。11月下旬から12月上旬には西日本や東日本の市街地でも紅葉が楽しめるようになってきそうですから、赤や黄色に彩られた街並みを眺めながら歩ける季節がいまから待ち遠しいですね。

およそ2~3週間後には、市街地でも紅葉の季節

(気象予報士:ふぅ)

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