◆今週の天気のポイント
・いつものこの時期だと梅雨明けラッシュも、ことしの梅雨は長引く見込み。
・ジメジメ、ムシムシした日が続くため、体調の管理や食品の管理に注意。
ことしの梅雨明けの状況ですが、19日(日)12時の時点で梅雨が明けているのは沖縄のみとなっています。奄美地方は1951年の観測開始以来、最も遅い梅雨明けの記録を更新中です。
梅雨明けしているのは沖縄のみ
その他の地方の平年は、九州南部で7月14日ごろと梅雨が明けていてよい時期。そして九州北部から東北南部にかけて、今週は広く梅雨が明けるころです。
梅雨明けを左右するのは、太平洋高気圧の日本への張りだし。20日(月)~21日(火)ごろには太平洋高気圧は西日本で勢力を強めます。このときに晴れ間のでる所もありますが、すぐに高気圧は南へ退いてしまうでしょう。
↓21日(火)の予想気圧配置↓
太平洋高気圧の張りだしは一時的
その後は、梅雨前線や気圧の谷の影響を受け、西日本から東日本にかけて曇りや雨の日が続きます。北日本も梅雨のない北海道を含めてぐずついた天気の日が多くなる見込みです。
今週は23日(木)海の日、24日(金)スポーツの日と休みが続きますが、梅雨明けは連休のあとになる地方が多くなりそうです。
↓22日(水)~25日(土)の予想気圧配置↓
梅雨前線は日本に停滞、ぐずついた日が続く
20日(月)は東日本、24日(金)ごろは西日本で大雨の可能性があります。
これまでの記録的な大雨で被害の大きかった地域、またこれまでの雨で地盤の緩んでいる所では、少しの雨でも土砂災害など二次災害が起こる恐れがあります。最新の雨雲の様子を確認して雨に備えて下さい。
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一方、梅雨明けしている沖縄は晴れる日が多く、暑さが厳しいでしょう。十分な熱中症対策が必要です。
22日(水)は二十四節気のひとつ、大暑(たいしょ)。これから8月上旬にかけては一年のうちで最も気温が高い時期です。
今週はこの時期らしい気温の日が多くなりますが、平年より低めの所もあり、あまり暑さを感じない日もあるでしょう。
長引く梅雨で湿気も多く、ムシムシ、ジメジメした日が続く見込みです。気分が沈みがちになる方もいらっしゃると思いますが、軽い運動や気分転換で体や心をケアして下さい。また、洗濯物は部屋干しする日が多くなりそうですが、こまめに片づけて部屋に湿気をためない方がよいでしょう。そして、食中毒を引き起こす細菌は、気温25℃以上、湿度70%以上で増殖が活発になるといわれています。食品の管理にも注意するようにして下さい。
(ふぅ)