前線の活動が活発化、大雨への備えを

今週の天気のポイント
・週の前半は九州~東北の太平洋側を中心に、後半は沖縄や奄美で大雨の可能性あり。

台風1号から変わった熱帯低気圧の非常に湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になります。
このため18日(月)は、九州やその他の西日本の太平洋側では大雨の可能性があり、特に16日(土)に5月としては記録的な大雨となった九州では、地盤の緩んでいる所もあるため雨の降り方に十分な警戒が必要です。

予想天気図(18日21時)

雨の範囲はさらに広がり、19日(火)~20(水)にかけては、東海や関東など東日本の太平洋側や東北の太平洋側で大雨に注意が必要になります。

太平洋側を中心に雨が強まる

沖縄や奄美では、梅雨前線が停滞する影響で雨が降りやすい日が続きます。特に21日(木)~23日(土)は短時間に強い雨を伴い、雨量がかなりまとまる恐れがあるため土砂災害などに警戒が必要です。

予想天気図(18日21時)

沖縄・奄美地方に雨雲の帯がかかり続ける

局地的な大雨により、道路冠水が発生し特にアンダーパスは急に雨水が溜まりキケンです。また周囲よりも低い土地が浸水し、中小河川は急に増水します。さらに降り始めからの雨量が増えると、河川の洪水や土砂災害の危険性も高まってきます。

このため最新の天気予報や注意報、警報の確認などが大切です。また大雨・洪水警報の危険度分布では、大雨により災害の危険性が自宅周辺などでどの程度高まっているか、確認することができます。

大気の状態が不安定になると、落雷や突風も発生します。また、ひょうが降る恐れもあるため農作物の管理にも注意が必要です。

避難所では新型コロナウイルス感染症対策が必要になってきています。防災グッズのほかに、マスクや消毒液など感染症予防に役立つ物も持参し、避難所では手洗いや咳エチケットの徹底をしましょう。
また避難所が過密状態になることを防ぐため、可能な場合は親戚や友人の家などへの避難の検討もしてみてください。

(たけねこ)

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