寒気が度々南下。日本海側は北日本中心に雪や雨

◆今週の天気のポイント
・日本海側は、北日本や北陸を中心に雪や雨の日が多い。雪や雨の強まりに注意。
・太平洋側は、東・西日本を中心に晴れる日が多い。空気の乾燥に注意。
・13日(土)は、太平洋側を含め、広範囲で雨や雪。

今週は、低気圧が度々北日本を通過し、寒気が南下してくる見込みです。冬らしい天気分布の日が多くなるでしょう。今週末は日本海西部に低気圧が近付き、太平洋側を含め、広い範囲で天気が崩れる見込みです。

↓8日(月)~13日(土)の予想気圧配置↓

北日本を低気圧や前線が度々通過

週のスタート8日(月)は、前線を伴った低気圧が北日本を通過する見込みです。北陸や北日本では雨や雪が降りやすいでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風や、局地的な雨や雪の強まりにご注意ください。東・西日本は太平洋側を中心におおむね晴れるでしょう。
9日(火)は、一時的に北日本を中心とした冬型の気圧配置となる見込みです。北日本の日本海側から山陰にかけて雪や雨が降るでしょう。太平洋側は東・西日本を中心に乾燥した晴天となる見込みです。今週の太平洋側は空気の乾燥した状態が続きますので、火の取り扱いにご注意ください。
10日(水)は、東・西日本は高気圧に覆われ晴れる所が多いですが、気圧の谷の影響を受ける北日本の日本海側や北陸は天気が崩れ、雪や雨が降る見込みです。
11日(木)も、前線を伴った低気圧が北日本を通過するでしょう。北陸から北の日本海側は雨や雪が続く見込みです。
北日本を低気圧が通過した後、12日(金)は、強い寒気が南下し冬型の気圧配置が強まるでしょう。山陰から北の日本海側は雨や雪が降る見込みです。今週は、北日本や北陸の日本海側では大気の状態が不安定になることが多く、局地的な雨や雪の強まりや、落雷・竜巻などの激しい突風に注意してください。
13日(土)以降は、朝鮮半島付近から低気圧が近付き、日本海西部に達するでしょう。これまで晴天が続いていた太平洋側でも、西日本から雨が降りだす見込みです。12月としてはまとまった雨になる可能性もあるでしょう。

日々の寒暖差が大きい1週間

今週は、度々の寒気の南下により日々の寒暖差が大きい1週間となるでしょう。北海道では特に週の後半にぐっと気温が低くなりそうです。東北は、最高気温が10℃を超える日があったり、10℃以下の日があったりと、寒暖差が大きいでしょう。関東や東海、西日本でも、15℃を超える日があったり、10℃を少し超える程度までしか上がらない日があったりして、気温のアップダウンが大きくなりそうです。今週の寒暖差は、冷たい冬の体に堪えるでしょう。
インフルエンザも流行っていますので、マスクなどで対策をして感染しないよう注意してください。年末に向けて、忘年会などのイベントや年末の大掃除、年始の準備などで慌ただしいと思いますが、体調管理には十分気を付けて日々を過ごしていきましょう。

(気象予報士:ふぅ)

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