◆今週の天気のポイント
・週の前半は北日本の山沿い中心に大雪の恐れ、東日本や西日本の山沿いでも積雪する所も
・冬本番のような寒さになるため防寒対策を万全に
今週は、週の前半に強い寒気が流れ込みます。北日本の山沿いを中心に降雪量が多くなり、東日本や西日本の山沿いでも積雪する所がある見込みで、全国的に冬本番のような寒さとなるでしょう。対策を万全にしてください。
↓18日(火)の上空1500m付近の気温の様子↓
強い寒気が北日本や北陸付近に流れ込む
週明けの17日(月)に寒冷前線が通過した後、次第に西高東低の冬型の気圧配置になります。上空1500m付近には、19日(水)頃にかけて−6℃以下のこの時期としては強い寒気が北日本や北陸付近に流れ込み、北海道の上空にはさらに強い-12℃以下の寒気が南下する見込みです。日本海側では広い範囲で雨が降り、北日本では次第に雪に変わり、東北の平地でも積雪となる所がある見込みで、山沿いを中心に大雪となる恐れもあります。積雪や路面の凍結、大雪による交通障害に注意してください。また、風も強まり、ふぶく所もあるでしょう。交通機関に影響が出る可能性もあるため、移動の予定のある方は最新の情報を確認してください。東日本や西日本の山沿いでも雪の降る可能性があり、初雪が積雪となる所もある見込みです。車で峠越えなど予定されている方は、冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めを用意するなど雪への備えを万全にしてください。
太平洋側は乾燥した冬晴れの所が多いですが、北寄りの風がやや強く吹くでしょう。
↓20日(木)~22日(土)の予想気圧配置↓
三連休初日の22日(土)は広い範囲で晴れてお出かけ日和
週の後半は冬型の気圧配置は緩みますが、20日(木)~21日(金)は、前線が通過する北日本では雪から雨に変わる所が多くなる見込みです。路面状況が悪化する恐れがあるため、十分注意してください。東日本や西日本は日本海側で雲が広がりやすく雨の降る所もありますが、太平洋側は大体晴れるでしょう。
三連休初日の22日(土)は、移動性高気圧に覆われるため北日本の雨や雪はやみ、広い範囲で晴れてお出かけ日和となる見込みです。紅葉が見頃を迎えている所では、気持ちの良い青空の下で楽しめそうです。
気温は週の初めは平年並みか高く、日中は西日本や東日本で20℃前後まで上がり暖かいですが、その後は強い寒気の影響で大幅に下がり、体感が大きく変わるでしょう。札幌では、18日(火)~19日(水)は日中でも2℃~3℃くらいまでしか気温が上がらず、厳しい寒さになる見込みです。東日本や西日本の最高気温も、19日(水)は12℃前後の所が多く冬本番のような寒さとなり、日差しがあっても北寄りの風がやや強く、より一層寒く感じられる見込みです。
また、朝の冷え込みも強まり、20日(木)は東京や名古屋などでも4℃前後まで下がる予想で、霜が降りるような冷え込みとなるでしょう。
今週は冬の寒さがやってくるため、冬用のコートや手袋、マフラーを用意するなど防寒対策を万全にしてください。
週の終わり頃になると再び気温が上がり、寒暖差も大きくなります。体調管理に注意をしてお過ごしください。
(気象予報士:むーらん)

