◆今週の天気のポイント
・寒気の影響で北海道では雪の所も、積雪や路面凍結による交通障害に注意
・東日本や西日本は週の中頃にかけて雲が広がりやすく雨の所も
・全国的に気温が低下、体調管理に注意
今週は、寒気が流れ込むため北海道では雪の降る所があり、東日本や西日本は前線の影響で週の中頃にかけて雲が広がりやすく雨の降る所がある見込みです。
↓20日(月)の上空1500m付近の気温の様子↓

平地で雪の目安の寒気(水色)が北海道に流れ込む
今週は、上空1500m付近で−6℃以下の平地で雪を降らせる目安の寒気が21日(火)にかけて北海道に流れ込み、0℃以下の山で雪を降らせる目安の寒気が週の中頃にかけて東北北部まで南下します。北日本の日本海側は曇りや雨の日が多く、北海道では平地でも雪が降り積雪となる所がある見込みです。路面状況が悪化する可能性があるため、車で移動をされる方は積雪や路面の凍結による交通障害にお気をつけください。東北北部でも標高の高い地域では、雪の降る所がある見込みです。
↓20日(月)~25日(土)の予想気圧配置↓

週の中頃にかけて前線が日本の南から沖縄付近に停滞
前線が日本の南から沖縄付近にのびて停滞するため、東日本や西日本は23日(木)頃にかけて雲が広がりやすく、すっきりしない天気となるでしょう。太平洋側を中心に雨の降る可能性もあるため、外出の際は最新の気象情報を確認して雨具の用意をしてください。
伊豆諸島や沖縄・奄美では大雨となる恐れもあるため、今後の情報に注意が必要です。
24日(金)は大陸から進んでくる高気圧に覆われ、広い範囲で晴れるでしょう。西日本や東日本を中心に洗濯物を安心して外干しできる所が多くなる見込みのため、日差しを有効に活用してください。
25日(土)も晴れ間のでる所が多いですが、高気圧が日本の東へ移動し、湿った空気が流れ込むため西日本では雲が広がりやすくなる見込みです。

寒気の影響で札幌では朝は5℃前後まで気温が下がる予想で、霜が降りるような冷え込みとなる見込みです。日中も10℃前後までしか気温の上がらない日が多く、空気が冷たいでしょう。防寒対策を万全にしてお過ごしください。
関東の内陸でも週の後半は最低気温が10℃を下回る所もある予想で、暖房がほしいくらいとなるでしょう。東京では日中も気温が20℃に届かない日が多く、22日(水)の最高気温は15℃の予想で肌寒く感じられる見込みです。
季節外れの暑さが続いていた福岡も日中は25℃に届かない日が多く、秋物の服装の出番となるでしょう。
今週は急に気温が下がるため、体調を崩さないように注意をしてお過ごしください。
(気象予報士:むーらん)