◆今週の天気のポイント
・猛暑が続き体温超えの危険な暑さの所も、熱中症に厳重警戒
・北日本は曇りや雨の日が多く、大雨の恐れも
・西日本や東日本は夏空が広がるが、雷雨に注意
お盆休み明けの今週は広い範囲で再び猛烈な暑さになり、そのような厳しい暑さがしばらく続く見込みです。熱中症に厳重に警戒してください。

今週の気温は、平年よりかなり高い所が多いでしょう。最高気温は西日本や東日本を中心に35℃以上の猛暑日になる所があり、札幌でも30℃を超える日がある見込みです。特に、21日(木)は名古屋で39℃まで気温が上がる予想で、体温を超えるような危険な暑さになる所もあるでしょう。名古屋の最高気温は23日(土)まで39℃の予想で、そのような猛烈な暑さはしばらく続く見込みです。
また、夜間の気温も下がりにくく、朝の最低気温が25℃以上の熱帯夜が続く所も多いでしょう。

出典:気象庁
全国的に20日(水)頃から平年より大幅に気温が高くなる見込みのため、気象庁からは高温に関する早期天候情報が発表されています。レジャーなど屋外で活動することが多い時期ですが、涼しい場所で適度に休憩を取るなど長時間の活動は控え、喉が渇く前にこまめに水分や塩分を補給するなど熱中症に厳重な警戒が必要です。先日の大雨の復旧作業をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、暑さ対策をしっかり行い無理をしないようにしてください。
また、夜間でも適切に冷房をして涼しい環境を作るなど、昼夜を問わず熱中症対策を忘れずに行いましょう。
高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報
お盆休みの疲れが溜まっている方もいらっしゃるかもしれませんが、体調管理をしっかり行い、厳しい残暑を乗り切りましょう。
↓18日(月)~23日(土)の予想気圧配置↓

北日本を度々低気圧や前線が通過
今週は、北日本を低気圧や前線が短い周期で通過する見込みです。北日本では曇りや雨の日が多く、低気圧や前線が通過する際は雨脚が強まり雷を伴う所もあるでしょう。20日(水)頃は、日本海側で大雨となる恐れもあるため、最新の気象情報を確認してください。
西日本や東日本は、高気圧に覆われ夏空の広がる日が多く、強い日差しが照りつけるでしょう。お出かけの際は、帽子や日傘、日焼け止めクリームを使用するなど紫外線対策をしっかり行うようにしてください。
午後は山沿いを中心に急な雨や雷雨になる所があるため、山や川のレジャーなど屋外での活動は注意が必要です。「真っ黒い雲が近づいてくる」、「雷の音が聞こえる」、「急に冷たい風が吹く」などは積乱雲が近づいている兆しです。安全な場所に移動するなど天気の急変には十分注意をしながら、夏の思い出作りをしてください。
(気象予報士:むーらん)