危険な暑さが続く、熱中症に厳重警戒

(画像:気象庁HPより引用)

猛暑が続いています。26日(土)は、西日本から東北の広い範囲で最高気温が35℃以上の猛暑日となり、福島県伊達市梁川で39.9℃を観測するなど7月としての1位や観測史上1位を更新した所がありました。

◆今週の天気のポイント
・体温を超えるような危険な暑さの所もあり、熱中症に厳重警戒
・31日(木)頃にかけて夏空が広がるが、北海道や沖縄は曇りや雨の日が多い
・台風9号の接近で小笠原諸島は大雨や暴風、高波に注意・警戒

今週も広い範囲で猛暑が続くため、熱中症に厳重な警戒が必要です。

気温は、西日本から北日本の広い範囲で平年より高い状態が続くでしょう。最高気温は西日本や東日本で35℃以上の猛暑日の続く所が多く、体温を超えるような危険な暑さの日もある見込みです。8月2日(土)は名古屋で39℃が予想されているなど、40℃に迫るような所もあるでしょう。夏休みシーズンで屋外で活動をすることの多い時期ですが、なるべく長時間の活動は控え、屋内でも適切に冷房を使用するなど熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、夜間の気温も高く、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜の続く所も多いでしょう。花火大会や夏祭りなど夜間の外出も増える時期ですが、人が密集すると熱中症のリスクが高まるため、喉が渇く前にこまめに水分や塩分を補給をするなど対策を万全にしてください。

31日(木)は、土用の丑の日です。夏バテ防止に栄養豊富なうなぎを食べて、まだまだ続く猛暑を乗り切りましょう。

天気は、九州から東北で31日(木)頃にかけて高気圧に覆われ夏空の広がる所が多いでしょう。日差しが強いため、紫外線対策を万全にしてお出かけください。午後は、山沿いでにわか雨や雷雨があり局地的に激しく降るでしょう。山や川のレジャーを予定されている方は、天気の急変に注意してください。8月1日(金)以降は、各地で雲が出やすくなる見込みです。
北海道や沖縄は、湿った空気や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄では28日(月)は大雨の恐れもあるため、十分注意が必要です。

 

台風9号の現在位置と予想進路(27日午前9時現在)

小笠原近海には大型で強い台風9号があります。台風は北上し、28日(月)~29日(火)にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。小笠原諸島では大雨の恐れがあり、風も強まり暴風となる可能性がある見込みで、海上は大しけとなるため警戒が必要です。
台風は、30日(水)頃にかけて小笠原近海で動きが遅くなる見込みで、影響が長引く可能性もあるため、早めに台風への備えをしてください。関東などの沿岸も台風からのうねりが届き波が高くなるため、海のレジャーは晴れていても注意が必要です。
その後の進路はまだはっきりしないため、最新の予報を確認してください。

(気象予報士:むーらん)

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