猛暑が続き熱中症に警戒、沖縄は台風4号の動向に注意

◆今週の天気のポイント
・猛暑が続き体温超えの危険な暑さの所も、熱中症に厳重警戒
・沖縄の先島諸島は台風4号の影響で大雨や強風、高波に注意・警戒

今週も厳しい暑さが続き、体温を超えるような危険な暑さになる所もあるため熱中症に厳重に警戒してください。

今週も、気温は全国的に平年よりかなり高いでしょう。最高気温は、西日本や東日本で35℃前後まで上がる所が多く厳しい暑さが続き、北海道の札幌でも30℃くらいまで上がる日もある見込みです。特に、10日(木)は大阪で38℃くらいまで気温が上がる予想で、体温を超えるような危険な暑さになる所もあるでしょう。
また、夜間の気温も下がりにくく西日本や東日本だけでなく、東北の仙台でも朝の最低気温が25℃以上の熱帯夜になる日がある見込みです。

出典:気象庁

全国的に9日(水)頃から平年より大幅に気温が高くなる見込みのため、気象庁からは高温に関する早期天候情報が発表されています。外出はなるべく朝や夕方にするなど暑い時間帯を避け、屋内でもこまめに水分や塩分を補給し、昼夜を問わず適切に冷房をして涼しい環境を作るなど熱中症に厳重な警戒が必要です。

高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報

続く暑さで体調を崩さないように、食事や睡眠をしっかり取るように心がけてください。

今週は太平洋高気圧の勢力が強まり晴れ間の広がる所が多く、関東甲信や北陸・東北も梅雨明け間近となる可能性があります。7日(月)の七夕は例年は曇りや雨の年が多いですが、今年は星空を見られる所も多くなるでしょう。8日(火)以降も晴れ間のでる所が多いですが、西日本の太平洋側を中心に湿った空気の影響で雲が広がりやすく雨の降る所もあるでしょう。また、山沿いを中心に局地的な雷雨の可能性もあるため天気の急変に注意してください。

台風4号の現在位置と予想進路(6日午前9時現在)

南シナ海には台風4号があり、今後発達しながら台湾海峡を北北東に進み、7日(月)には八重山地方に接近する可能性があります。先島諸島では激しい雨が降り、次第に風も強まり波も高く、台風の進路などによっては大しけとなる恐れもあります。今後の情報に注意してください。
台風が離れた後も、湿った空気の影響で雨の降りやすい日が続く見込みです。

(気象予報士:むーらん)

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