週の初めは雷雨に注意

◆今週の天気のポイント
・14日(月)~15日(火)は広い範囲で落雷や突風、急な強い雨に注意
・週の初めは西日本や沖縄を中心に黄砂に注意
・週の後半は西日本や東日本で汗ばむ陽気

今週は、週の初めは広い範囲で雷雨の恐れがあり、西日本や沖縄を中心に黄砂が飛来する恐れもあります。気温の変化も大きくなるため注意してください。

↓14日(月)~16日(水)の予想気圧配置↓

14日(月)~15日(火)は広い範囲で雷雨に注意

上空に寒気を伴った低気圧が週明けの14日(月)は朝鮮半島付近へ進み、15日(火)は日本海から北日本付近へ進む見込みです。西日本は14日(月)~15日(火)にかけて、東日本や北日本は15日(火)を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨の恐れがあるため、日差しがあっても天気の急変に注意が必要です。
10日(木)には奈良市で落雷による事故がありました。屋外にいるときに「真っ黒い雲が近づく」、「雷の音が聞こえる」、「急に冷たい風が吹く」というような変化は積乱雲が近づいている兆しです。すぐに建物の中など安全な場所に避難してください。

16日(水)は、西日本や東日本の太平洋側は広い範囲で晴れますが、北陸や東北の日本海側、北海道では雨が降りやすいでしょう。北日本では低気圧の発達の程度によっては大荒れとなる恐れもあるため、最新の気象情報を確認してください。

17日(木)以降は北陸や北日本の天気も回復し晴れ間の広がる所が多くなりますが、19日(土)は気圧の谷が近づくため、九州では雨の降りだす所がある見込みです。

14日15時の黄砂の予測(出典:気象庁HP)

今週は黄砂にも注意が必要です。14日(月)には沖縄や西日本と北陸や東海の一部に、15日(火)には沖縄や関東周辺に飛来する可能性があります。西日本や沖縄では視程が10km以下となり、場所によっては5km未満となる所もある予想で交通障害が発生する恐れがあるため注意が必要です。また、呼吸器や循環器に疾患のある方は、外出の際はマスクを着用してください。

気温は週の初めは平年並みか平年より低い所が多いですが、週の中頃以降は全国的に平年を上回るでしょう。17日(木)以降の最高気温は西日本や東日本では25℃以上の夏日の所が多く日中は半袖でも過ごせるような汗ばむ陽気となり、19日(土)は名古屋で29℃、東京で27℃まで上がる予想です。
今週は週の中での気温の変化が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。また、晴れる日は朝晩と日中の気温差も大きくなるため服装で上手に調節してください。

桜前線は、これから東北北部へ北上します。お花見をされる方は、気温の変化に注意をしながらお楽しみください。

(気象予報士:むーらん)

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