◆今週のポイント
・天気は短い周期で変化する
・春らしい暖かさの日が多い
・融雪災害や花粉の大量飛散に注意
「春に三日の晴れなし」という言葉もありますが、春は天気が周期的に変わる季節です。今週はこの言葉通り、天気が次々に移り変わっていくでしょう。

週明け10日(月)は移動性高気圧に覆われて広い範囲で晴れますが、九州では夜から天気が下り坂に向かう見込みです。11日(火)は西日本中心に雨の降る所があり、12日(水)にかけて低気圧や前線の影響で東日本から北日本にも雨の範囲が広がるでしょう。
13日(木)も低気圧や本州南岸に停滞する前線の影響で全国的に曇りや雨となりますが、14(金)になると前線が離れ、晴れ間の戻る所が多くなる見込みです。
また、15日(土)から16日(日)は発達する低気圧や前線の影響で荒れた天気となる可能性があります。お出掛けの予定がある方は、今後も最新の情報をご確認ください。

気温は全国的に平年並みか高い日が多く、春らしい暖かさとなるでしょう。予想最高気温は東日本や西日本で20℃前後まで上がる日がある他、札幌で12日(水)に11℃、仙台で13日(木)に17℃など、4月並みの気温になる見込みです。
雪の多く積もっている所では、急激に雪解けが進む可能性があります。雪崩や屋根からの落雪、川の増水などの融雪災害に十分お気をつけください。

暖かくなってくると、一気に増えるのが花粉の飛散量です。本格的な花粉シーズンを迎えている地域も多く、晴れて暖かくなる10日(月)は、東日本や西日本で非常に多く飛ぶ所もあるでしょう。
花粉の飛散量が特に多くなるのは、晴れて気温が高い日・雨上がりの晴れた日・乾燥していて風が強い日です。また、時間帯によっても花粉の飛びやすいタイミングがあり、朝に林や森で舞った花粉が都市部にやってくる昼前後、そして、気温が下がることで空に舞っていた花粉が地上付近に落ちてくる夕方頃となってきます。
花粉症の方は症状の悪化を防ぐため、マスクやメガネを着用し、花粉症の薬を服用するなど、引き続き万全の対策をしてお過ごしください。
(気象予報士:まりー)