度々冬型が強まり、日本海側は大雪による交通障害に警戒

◆今週の天気のポイント
・日本海側は雪や雨の日が多く、23日(月)にかけてと27日(金)以降は大雪に警戒
・気温の変化が大きくなるため体調管理に注意

週明けの23日(月)にかけて強い冬型の気圧配置が続き、平地でも雪の目安となるような上空1500m付近で-6℃以下の寒気が西~東日本まで南下します。山陰から北の日本海側を中心に雪の降る所が多く、特に北陸や東北の山沿いを中心に積雪がさらに増える恐れがあります。大雪や猛吹雪による交通障害、暴風や高波に警戒してください。
太平洋側は広い範囲で晴れますが、東海や東北など雪雲や雨雲の流れ込む所がある見込みです。

↓24日(火)~28日(土)の予想気圧配置↓

25日(水)に冬型が緩むが、27日(金)以降は再び冬型が強まる

24日(火)も北日本を中心に冬型の気圧配置が続くため、北陸から北の日本海側で雪の降る所が多いですが、25日(水)は冬型の気圧配置が緩み高気圧に覆われ、日本海側でも日差しの届く所が多く、比較的穏やかなクリスマスとなる見込みです。

26日(木)は、オホーツク海付近に進む低気圧からのびる前線が本州付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、北陸や北日本の日本海側では雨の降る所が多くなる見込みで、路面状況の悪化に注意してください。

27日(金)~28日(土)は、再び冬型の気圧配置が強まり強い寒気が流れ込む見込みです。山陰から北の日本海側は雨や雪の降る所が多く、北日本や北陸を中心に大荒れや大しけとなり、総降雪量がかなり多くなる恐れもあります。帰省などで交通機関を利用される方が増える時期です。最新の気象情報や交通情報を確認してください。
太平洋側は晴れる所が多いですが、北寄りの風がやや強いでしょう。空気が乾燥しているため、火の元に注意が必要です。

今週は気温の変化が大きくなるでしょう。寒気の影響を受ける25日(水)頃までの気温は平年並みか低い所が多いですが、26日(木)は暖かい空気が流れ込むため、全国的に平年を上回る見込みです。最高気温は東京や大阪などで14℃~15℃、札幌でも6℃まで上がる予想のため、積雪のある地域では雪崩や屋根からの落雪などに注意してください。27日(金)以降は寒気が流れ込み、札幌では日中も気温は0℃に届かず、東日本や西日本も寒さが戻るでしょう。
これから年末を迎え、何かと忙しくなる時期ですが、体調管理には十分注意をしてください。

(気象予報士:むーらん)

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