◆今週の天気のポイント
・北陸から北の日本海側を中心に雪や雨の日が多く、積雪の増加に注意
・師走らしい寒さが続くため体調管理を万全に
今週も冬型の気圧配置の日が多く、冬らしい天気の日が多いでしょう。
↓16日(月)~19日(木)の予想気圧配置↓
19日(木)にかけて冬型の気圧配置が続く
今週は、19日(木)にかけて冬型の気圧配置が続くため、北陸から北の日本海側を中心に雪の降る所が多いでしょう。北陸や北日本の山沿いでは積雪がさらに増える恐れがあるため、大雪による交通障害などに注意してください。また、北陸の平地では雨の降る所が多く、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため土砂災害に警戒が必要です。
18日(水)~19日(木)は、平地で雪を降らせる目安となる上空1500付近で-6℃以下の寒気が西日本付近まで流れ込むため、西日本の日本海側や北陸などの平地でも雪の降る所がある見込みです。
太平洋側はすっきりとした冬晴れになる所が多いですが、北寄りの風がやや強く吹くでしょう。空気の乾燥した状態が続き火災などが発生しやすい状況になっているため、火の取り扱いには十分注意してください。
↓20日(金)~21日(土)の予想気圧配置↓
21日(土)は西・東日本の太平洋側でも雨の可能性も
20日(金)は冬型の気圧配置が緩み、移動性高気圧に覆われるため日本海側の雪や雨の範囲も狭くなり、太平洋側を中心に晴れる所が多くなる見込みです。大掃除など年末に向けた準備をするのも良いかもしれません。
21日(土)は、前線を伴った低気圧が日本海を進むため、全国的に雲が広がりやすくなり、西日本を中心に雨が降るでしょう。西日本や東日本の太平洋側でも雨の降る可能性があるため、最新の気象情報を確認し、お出かけの際は雨具の用意をしてください。
気温は平年並みか低い日が多いでしょう。朝は札幌で-6℃前後まで気温が下がる予想で、凍てつくような寒さが続く見込みです。東京や名古屋などでも3℃前後まで気温が下がる日が多く、霜が降りるような冷え込みとなるでしょう。
日中の気温も、札幌では0℃以下の日が多く厳しい寒さが続く見込みです。東京や名古屋、大阪などでも10℃を少し超える程度で師走らしい寒さが続き、北寄りの風も冷たく感じられる見込みです。外出の際は風を通しにくい服装を選ぶなど、防寒対策を万全にしてください。
21日(土)は冬至です。柚子湯にゆっくり入って体を温めたり、風邪予防のために南瓜を食べるなど、師走の忙しい時期に体調を崩さないように注意をしてお元気にお過ごしください。
(気象予報士:むーらん)