◆今週のポイント
・南西諸島は10日(日)夜にかけて大雨警戒
・週中頃は晴れるが、その後は天気下り坂
・トリプル台風が発生中、熱帯低気圧も台風へ
9日(土)は奄美や沖縄で梅雨末期のような大雨となり、沖縄本島地方では10日(日)朝にかけても相次いで記録的短時間大雨情報が発表されました。
奄美や沖縄ではこの後も雨が降りやすく、10日(日)夜にかけて局地的に猛烈な雨の降る恐れがあります。これまでの大雨で地盤の緩んでいる場所や増水している河川もあり、引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に厳重な警戒が必要です。
西日本から北日本も天気が下り坂に向かう見込みで、九州では11日(月)未明にかけて雷を伴い激しい雨の降る所があるでしょう。関東の沿岸部も11日(月)未明から朝にかけて激しい雨の降る所がある見通しです。
12日(火)~13日(水)は寒気の影響を受ける北海道で雪の降る所がありますが、東北から九州は太平洋側を中心に日差しが届くでしょう。14日(木)になると北海道も晴れ間のでる所が多くなる見込みで、全国的に平年より気温が高くなる予想です。
15日(金)以降は気圧の谷や前線の影響を受け、天気の崩れる所が多くなるでしょう。15日(金)は広い範囲で雨が降りやすくなり、17日(日)も日本海側を中心に雨が降る見込みです。
また、南の海上には10日(日)9時現在、トリプル台風が発生しています。台風22号は南シナ海にあり、台風23号はフィリピンの東、台風24号は南鳥島近海をそれぞれ西寄りに進んでいます。
いずれの台風も日本への影響はないと見ていますが、台風23号と24号の間には台風の卵である熱帯低気圧が発生しており、今後24時間以内に台風に発達する予想となっています。新たに発生する台風は沖縄付近に北上してくる可能性もあるため、今後の台風情報に注意が必要です。
(気象予報士:まりー)