台風17号、18号の動向に注意

◆今週の天気のポイント
・台風17号の影響で小笠原諸島は30日(月)にかけて、大雨や強風、高波に注意・警戒
・台風18号は10月2日(水)~3日(木)頃にかけて沖縄に接近する恐れ
・朝晩と日中の気温差が大きい日があるため体調管理に注意

 

台風17号の現在位置と予想進路(29日午前9時現在)

台風17号は小笠原近海を発達しながら北上し、30日(月)にかけて小笠原諸島に近づく恐れがあります。小笠原諸島では台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となるため、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に注意・警戒し、強風やうねりを伴った高波に注意してください。その後、台風はやや東寄りに進路を変えながら北上を続け、暴風域を伴いながら10月1日(火)頃に関東の東の海上を通過する見込みです。今のところ、台風の直接的な影響を受けるのは海上が中心になる予想ですが、今後の情報の変化にご注意ください。

台風18号の現在位置と予想進路(29日午前9時現在)

フィリピンの東にある台風18号は、発達しながら沖縄の南を北上し、10月2日(水)~3日(木)頃にかけて、暴風域を伴って強い勢力で沖縄地方に接近する恐れがあります。沖縄では警報級の大雨や暴風、大しけ、警報級の高潮となる恐れがあるため、最新の情報を確認し、早めに台風への備えを行ってください。
3日(木)以降、台風は東シナ海を北上する見込みで、4日(金)以降の進路はまだはっきりしませんが、九州に近づく可能性もあるため今後の情報に注意してください。

↓3日(木)9時の雨の予想↓

西日本や東日本の所々で雨

今週は湿った空気が流れ込みやすいため、西日本や東日本は晴れ間のでる日もありますが雲が広がりやすく、すっきりしない天気の日が多いでしょう。所々で雨が降るため、最新の気象情報を確認し、外出の際は雨具があると安心です。北日本は30日(月)~10月1日(火)と3日(木)は晴れる所が多いですが、2日(水)は前線が通過するため雨が降りやすくなり、4日(金)~5日(土)は気圧の谷の影響で曇りや雨となるでしょう。
台風の進路などによっては、西日本や東日本、北日本でも荒れた天気となる可能性があるため、今後の情報に注意してください。

気温は平年並みか高い日が多いでしょう。西日本や東日本では最高気温が30℃以上の真夏日になる所もある見込みです。雲の広がりやすい日が多くなりますが、蒸し暑く感じられるため暑さ対策をしてください。また、朝は20℃くらいまで気温の下がる所もあるため、一日の中での気温差が大きくなるでしょう。
今週から10月に入りますが、日中はまだ暑さを感じる所が多い見込みです。朝晩と日中の気温差で体調を崩さないように注意をしてお元気にお過ごしください。

 

(気象予報士:むーらん)

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