厳しすぎる残暑 週後半は秋の空気が流れ込む

◆今週のポイント
・16日(月・祝)にかけて激しい雷雨に注意
・週中頃は日差しあり 中秋の名月も
・週後半は前線通過 北から秋の空気が流れ込む

台風13号は東シナ海を北西に進み、奄美からは遠ざかっています。奄美市名瀬では降り始めからの雨量が300mm近くに達しており、15日(日)の夕方頃にかけて土砂災害に、16日(月・祝)にかけて強風や高波に注意が必要です。

台風から離れている地域も、前線や暖かく湿った空気の流れ込みに伴って、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。北日本や西日本は15日(日)、東日本は16日(月・祝)にかけて激しい雨や落雷、突風の恐れがあります。

連休明け17日(火)~18日(水)頃は晴れ間のでる所が多くなるでしょう。17日(火)は中秋の名月です。晴れる北海道や西日本を中心にお月見が楽しめるかも知れません。

19日(木)以降は前線が列島を通過し、広い範囲で曇りや雨の天気となる見込みです。前線の活動が活発になると、東・西日本の太平洋側を中心に総雨量が多くなる可能性があります。今後の予報の変化にご注意ください。

気温は週中頃にかけて、平年よりかなり高い状態が続く見込みです。16日(月・祝)は西日本で35℃前後、17日(火)~18日(水)は東日本でも35℃以上の猛暑日が予想されています。北日本も平年より大幅に気温が高く、東北では真夏日になる所があるでしょう。

一方で、前線が通過する19日(木)以降は徐々に北から秋の空気が流れ込んできます。20日(金)~21日(土)の北海道は最高気温が20℃前後の予想で、東北から九州も25~30℃くらいと暑さが和らぐ見込みです。

厳しすぎる残暑もようやく終わりが見えてきそうです。季節の変わり目となりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

(気象予報士:まりー)

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