週の初めは大雨に警戒、厳しい残暑にも注意

◆今週の天気のポイント
・台風から変わる低気圧の影響で2日(月)にかけて大雨の所も
・週の中頃以降は厳しい残暑が戻るため、熱中症対策を万全に

↓2日(月)21時の予想気圧配置↓

台風から変わる低気圧の影響で大雨に警戒

台風10号は、東海道沖をゆっくり北上しながら次第に熱帯低気圧に変わる見込みです。週明けの2日(月)には日本海で温帯低気圧になり、前線と一体となって北日本を通過するでしょう。2日(月)は、近畿から北海道で雨の降る所が多く、北日本でも雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる見込みです。東海や関東ではこれまでの記録的な大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。斜面など危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。

3日(火)も北日本では大雨の続く所があるため、土砂災害や浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。東日本も湿った空気が残る影響で大気の状態が不安定です。落雷や突風、急な強い雨の可能性があるため、天気の急変に注意してください。

↓6日(金)15時の雨の予想↓

北日本で雨の所も、新たに発生する台風の動向にも注意

4日(水)以降は高気圧に覆われるため久しぶりに広い範囲に日差しが届きますが、北日本では5日(木)~6日(金)は前線が通過するため雨の降る所がある見込みです。また、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、今週は北上をしながら勢力を強めて台風に発達する可能性があります。6日(金)には沖縄の南に進む可能性もあるため、今後の情報に注意してください。

気温は平年並みか高い所が多く、週の中頃以降は東海や西日本で最高気温が35℃以上の猛暑日になる所がある見込みで、厳しい残暑が戻るでしょう。また、夜間の気温も高く、東日本や西日本では最低気温が25℃を下回らない熱帯夜の所もある見込みです。昼夜を問わず、熱中症対策が必要なため忘れずに行うようにしてください。
9月に入りましたが、今週は再び厳しい残暑が戻る見込みです。体調管理には十分注意をしてお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

 

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