台風5号は東北に上陸へ、厳重警戒

◆今週の天気のポイント
・台風5号は連休最終日の12日(月)に東北に上陸する見込み、大雨などに厳重警戒
・厳しい残暑が続くため熱中症対策を万全に

台風5号の現在位置と予想進路(11日午前9時現在)

台風5号は勢力を維持したまま日本の東を北西に進み、連休最終日の12日(月)には東北に上陸する見込みです。東北には台風本体の発達した雨雲がかかり、総雨量が平年の8月1か月分の降水量を超えるような記録的な大雨となる恐れがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。最新の気象情報を確認し、危険な地域にお住まいの方は雨が強まる前に台風への備えや避難を行うようにしてください。
また、非常に強い風が吹き海上は大しけとなる見込みで大荒れとなるでしょう。交通機関に影響が出る可能性もあるため、帰省や旅行などで移動をされる方は、最新の交通情報を確認し、場合によっては予定を変更することも必要です。

その後、台風は連休明けの13日(火)~14日(水)頃にかけて日本海に進み動きが遅くなる見込みで、北日本を中心に影響が長引く恐れがあるため今後の情報に注意してください。

↓15日(木)18時の雨の予想↓

局地的な雷雨に注意、新たな熱帯低気圧発生の可能性も

西日本や東日本は晴れ間のでる日が多く強い日差しが照りつけますが、湿った空気が流れ込みやすく大気の不安定な状態が続くでしょう。日差しがあっても、天気が急変して局地的に雷雨が発生する可能性があります。連休やお盆休み、学校などでは夏休み期間中ということもあり、山や川のレジャーなど屋外で活動をされる方も多いかもしれませんが、雨具を用意して空模様の変化には十分気をつけながら楽しむようにしてください。真っ黒い雲が近付いてきたり、急に冷たい風が吹いてきたりしたときは積乱雲が近付いている兆しのため、すぐに避難しましょう。

また、日本の南の海上には新たな熱帯低気圧が発生する可能性があります。週の終わり頃は西日本や東日本の太平洋側で雨が降りやすくなる可能性もあるため、最新の情報を確認してください。

今週も厳しい暑さが続くでしょう。西日本や東日本では最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多く、体温を超えるような危険な暑さになる所もある見込みで、名古屋では15日(木)と16日(金)の予想最高気温は39℃で40℃に迫る見込みです。なるべく日中の時間帯の外出は控え、屋内でも適切に冷房を使用するなど熱中症に厳重に警戒してください。また、北日本も気温が30℃を超える所もあり蒸し暑く、全国的に夜の気温も高く最低気温が25℃を下回らない熱帯夜の所が多いでしょう。就寝前にコップ1杯の水を飲むなど、昼夜を問わず熱中症対策を万全にしてください。
7日(水)の立秋を過ぎ暦の上では秋を迎えましたが、今週も厳しい残暑が続きます。睡眠や栄養をしっかり取り、体調を崩さないようにしてください。

(気象予報士:むーらん)

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