猛暑が続くため熱中症に警戒、台風3号の動向にも注意

◆今週の天気のポイント
・24日(水)~25日(木)頃は、台風3号が接近する沖縄で大雨や暴風、高波、高潮に警戒
・24日(水)にかけて北日本の日本海側で大雨の恐れ
・猛暑が続き、夜間の気温も高いため昼夜を問わず熱中症対策を万全に

台風3号の現在位置と予想進路(21日午前9時現在)

20日(土)にフィリピンの東で発生した台風3号は、発達しながら北上する見込みで、24日(水)~25日(木)頃に非常に強い勢力で沖縄の先島諸島付近に接近する恐れがあります。先島諸島では大しけとなり、台風の進路などによっては、沖縄本島地方や大東島地方でも大しけとなるでしょう。また、暴風、警報級の大雨、警報級の高潮となる恐れもあるため、最新の台風情報を確認し、早めに台風への備えを行うようにしてください。

↓24日(水)9時の雨の予想↓

北日本の日本海側で大雨の恐れ

停滞する前線や低気圧の影響で、北日本では曇りや雨の日が多いでしょう。前線の活動次第では、24日(水)にかけて北日本の日本海側では警報級の大雨となる恐れもあるため、最新の情報に注意してください。
西日本や東日本は、21日(日)に近畿と中国地方で梅雨明けの発表があり、この先も晴れる所が多く強い日差しの照りつける日が多いですが、山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨がある見込みです。学校では夏休みを迎え、山や川などにレジャーに行かれる方も多いかもしれませんが、天気が急変する恐れがあるため、空模様の変化には十分注意をしながら楽しむようにしてください。
週末の27日(土)は、湿った空気が流れ込みやすくなるため雲が多くなり、西日本の日本海側を中心に雨の降る所もあるでしょう。夏祭りや花火大会などお出掛けを予定されている方は、最新の気象情報を確認してください。

最高気温は、西日本や東日本で35℃前後まで上がる所が多く、35℃以上の猛暑日の続く所もある見込みです。名古屋では22日(月)と23日(火)、福岡では25日(木)は気温が37℃まで上がる予想で、体温を超えるような危険な暑さとなる見込みです。また、北日本の気温も平年より高い日が多く、札幌でも25日(木)頃までは30℃くらいまで上がり、蒸し暑いでしょう。
最低気温も平年より高く、夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜の続く所が多い見込みで、那覇では連日29℃が続く予想です。
今週も全国的に厳しい暑さが続くため、昼間の暑い時間帯の外出をなるべく控えたり、屋内でも我慢をせずにエアコンを使用して涼しい環境を作り、こまめに水分を補給し、寝る前にもコップ1杯の水を飲むなど、昼夜を問わず熱中症対策を万全にしてください。

(気象予報士:むーらん)

シェア!