梅雨末期の大雨に 週明けは前線北上

◆今週のポイント
・連休中は梅雨末期の大雨に警戒
・来週は前線北上 雨の中心は北日本へ
・全国的に暑さが続く 熱中症対策を

連休中日の14日(日)は前線の活動が活発になっています。九州は梅雨末期の大雨となっており、長崎県では午前8時前に線状降水帯が発生しました。九州北部ではこの後も線状降水帯の発生に伴い、非常に激しい雨が同じような場所で降り続く可能性があります。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒をしてください。

連休最終日、海の日の15日(月)も梅雨前線が本州付近に停滞するでしょう。東北~九州の広い範囲で梅雨空となり、雷を伴い激しい雨の降る所もある見込みです。晴れ間がでる北海道も、局地的なにわか雨や雷雨があるでしょう。

16日(火)以降は梅雨前線が北上し、北日本で雨が降りやすくなる見込みです。一方、西~東本は夏の高気圧に覆われ晴れ間もでる見込みで、前線の動向次第で梅雨明けとなる可能性があります。

平年の梅雨明け日は九州南部が7月15日頃、四国が7月17日頃、九州北部や中国、近畿、東海、関東が7月19日頃となっています。7月下旬には、いよいよ本格的な夏がやってきそうです。日差しが照り付けると一段と暑く感じられますから、熱中症などの体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

最高気温は30℃前後まで上がる日が多く、福岡など35℃以上の猛暑日になる所もある見込みです。また、北日本も平年より大幅に気温が高く、札幌は18日(木)に30℃の予想で真夏日になるでしょう。平年と比べて5℃ほど気温が高くなりそうです。

最低気温は西~東日本中心に25℃前後の予想で、熱帯夜が続く所もある見込みです。湿度の高い状態が続きますので、適宜エアコンを使用し、喉が渇く前に意識的な水分補給を心掛けるなど、万全の熱中症対策をお願いします。

(気象予報士:まりー)

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