前線の活動が活発化 週後半も大雨の恐れ

◆今週のポイント
・24日(月)にかけて激しい雨に警戒
・週後半も前線活発化 再び大雨の恐れ
・蒸し暑さ続く 熱中症対策を

6月下旬に入り、近畿や東海、関東甲信、中国、北陸と続々と梅雨入りしています。23日(日)には遅れていた東北の梅雨入りも発表され、各地で本格的な雨のシーズンに入りました。

23日(日)は梅雨前線の活動が活発になり、九州から東北の広い範囲で雨が降っています。局地的には1時間に30mmを超える激しい雨を観測しており、週明け24日(月)にかけて雨脚の強まる所がある見込みです。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

24日(月)午後は前線の活動が弱まり、関東周辺で晴れ間が出るでしょう。25日(火)~26日(水)も日差しの届く所がありますが、九州や中国・四国から再び雨雲が広がる見込みです。

27日(木)は西日本を中心に雨が降り、28日(金)頃にかけて再び前線の活動が活発化し、西日本から東日本の広い範囲で雨脚が強まる恐れがあります。西日本を中心に総雨量が多くなる所もある見込みです。前線の位置次第で雨が強まるエリアが変わってきますので、今後も最新の気象情報を確認するようにしてください。

最高気温は24日(月)に晴れ間が出る関東で、平年より大幅に高くなる予想です。内陸部では35℃以上の猛暑日となる可能性があり、東京都心も34℃と前日より10℃近く高くなるでしょう。その他、東海以西も30℃近くまで上がる日が多く、湿度も高くかなり蒸し暑く感じられそうです。

そして、この先は夜間の気温も下がりにくくなってきます。最低気温が25℃を下回らない熱帯夜になる地域も出てくる見込みで、寝苦しく感じられるでしょう。日中こまめに水分を摂るのはもちろん、夜寝る前や朝起きてすぐなど、喉の渇きを感じる前に意識的な水分補給を心掛けてください。

(気象予報士:まりー)

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