◆今週の天気のポイント
・週明け20日(月)は、東海~東北にかけて通勤通学の時間帯に本降りの雨。
・沖縄・奄美はようやく梅雨入り?雨への備えを。
・太平洋側を中心にやや雲が多く、ムシムシとした体感に。
週のスタート20日(月)は、南の海上の前線が東海~関東沖に北上してくるでしょう。東海から東北にかけては通勤通学の時間帯を中心に雨が降り、夕方ごろまで続く所がある見込みです。大きな傘やレインコート、レインブーツなどを用意してお出かけください。また、北海道は別の低気圧の影響で夜から雨の所があるでしょう。
↓20日(月)の雨雲の様子↓
通勤通学の時間帯に雨
一方で、九州は高気圧に覆われおおむね晴れる見込みです。九州南部では、この週明けの晴れ間が貴重な晴れ間となるかもしれません。21日(火)以降の本州付近は高気圧に覆われる日が多いですが、南の海上に前線が停滞するため、西・東日本の太平洋側を中心にやや雲の多い天気となる見込みです。前線に近い九州南部は曇りがちの日が多く、梅雨の走りのような天気になりそうです。
↓20日(月)~25日(土)の予想気圧配置↓
太平洋側を中心にやや雲が多い天気に
梅雨入りが遅れている沖縄や奄美ですが、この前線が停滞し曇りや雨の日が続くようになる見込みで、今週は梅雨入りの可能性が高いでしょう。沖縄の梅雨入りの平年は5月10日ごろ、奄美は5月12日ごろで、いずれの地方も平年より1週間以上遅い梅雨入りとなりそうです。側溝や雨どいをこまめに清掃するなど日ごろの雨に備える他、万が一の大雨の災害への備えとして、家族間でハザードマップを確認し避難経路の共有をしておきましょう。
北日本は、22日(水)以降は晴れる日もありますが、23日(木)~24日(金)はサハリン付近を通過する低気圧から延びる前線の影響を受け、北海道を中心に雨の降る所があるでしょう。
↓23日(木)の予想気圧配置↓
北日本は北海道を中心に天気崩れる
気温は、この時期としては高めの日が多くなるでしょう。特に朝の最低気温が平年よりかなり高い所が多くなる見込みです。まもなく梅雨入りが予想されている沖縄では、最低気温が25℃以上の熱帯夜の日もある見込みで、蒸し暑くなりそうです。西日本や東日本でも最低気温が20℃近くある日が多く、極端に冷え込む日はなくなるでしょう。
特に最低気温がこの時期としては高め
最高気温は北日本では20℃を超える日が多く、東・西日本は25℃以上の夏日の日が多くなりそうです。24日(金)は、名古屋で30℃の真夏日が予想されています。雲が広がりやすくなるぶん、湿度が高めになる見込みで、これまでの清々しい陽気からムシムシとした体感に変わっていきそうです。
(気象予報士:ふぅ)