異例の動きで関東・東海に接近へ

強い勢力の台風12号は日本の南海上を発達しながら北上し、きょう午後には暴風域を伴って小笠原諸島に最接近する見込みです。
その後も勢力を維持したまま、あす28日(土)夜は東海沖に達し、日曜日に日付が変わるころには紀伊半島付近に上陸するおそれがあります。

台風中心付近と東側には発達した雨雲を伴っているため、東海・関東地方ではあす土曜日は大雨となる見込みで、交通機関に大きな乱れが生じる可能性があります。首都圏や関東南部では、あす土曜日朝と午後に2回の激しい雨のピークがある予想です。
また強い勢力で暴風域を伴って接近するため、暴風や高波にも警戒が必要です。

先日の西日本豪雨も過去前例をみない梅雨末期大雨のタイプ、そして国内最高気温記録を塗り替えた前例なき酷暑…と異常づくめの夏になっていますが、この台風も変わり者で、南海上の寒冷渦に沿って反時計まわりに回るように(通常は太平洋高気圧の縁を時計回り)、そして夏の高気圧に北上を抑え込まれる形で、2016年8月末に岩手県に上陸した台風10号以来、今まで見たことのない特異なコースをたどる見込みです。。

◆台風12号のポイント
コンパクトだが活発な雨雲伴い大雨おそれ
関東・東海は台風の危険半円(右側)に入り土曜日は雨風強まる
西日本の豪雨被災地も日曜日は激しい雨に警戒

↑ あす夕方の雨と風の予想

28日(土)午後は関東~東海地方を中心に雨風が強まる見込みで、屋外の活動が危険な状態となり、交通機関の乱れも予想されます。夏休み期間に入り、この週末は花火大会へお出かけを予定されている方や山や川、海のレジャーを計画されている方も多くいらっしゃるかと思いますが、最新の気象情報、交通情報、イベント情報を確認し、中止や延期にするなど計画の見直しをお願いします。





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ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。