◆今週のポイント
・低気圧が通過し、再び冬型の気圧配置に
・週後半は北日本の日本海側で積雪増加
・太平洋側も週後半は冬本番の寒さに注意
27日(月)～28日(火)にかけて、低気圧が発達しながら日本付近を通過する見込みです。前線が近付く日本海側から雨が降り出し、雷を伴い雨脚の強まる所もあるでしょう。
等圧線の間隔が狭くなるため風も強まり、北日本の日本海側や北陸では28日(火)～29日(水)にかけて警報級の暴風(暴風雪)となる恐れがあります。荒れた天気に警戒が必要です。
29日(水)以降は冬型の気圧配置が強まります。この時期としては強い寒気が1日(金)頃にかけて居座る見通しで、雪の目安となるような上空1500m付近で－6℃以下の寒気が西日本の日本海側まで南下する予想です。北日本には一段と強い寒気が流れ込むでしょう。
北日本は日本海側を中心に雪が降り、降雪量の多くなる所がある見込みです。北陸から山陰も山沿いを中心に雪が降るため、車の運転などに十分注意するようにしてください。
太平洋側は晴れる日が多くなりますが、気温のアップダウンに注意が必要です。週前半の気温は平年より高く、28日(火)は東京で21℃など10月並みの陽気になりますが、29日(水)以降は寒気の影響で徐々に気温が下がり、真冬並みの寒さになる所もあるでしょう。
1日(金)の予想最高気温は福岡で11℃、東京や名古屋で12℃、大阪で13℃など、冬本番の寒さとなりそうです。また、北海道の内陸部では日中も氷点下の真冬日になる所が出てくる見通しです。週後半は厳しい寒さとなりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
（気象予報士：まりー）
