連休最終日にかけて西日本も大雪に その後は春の暖かさ

◆今週のポイント
・連休最終日は西日本太平洋側も大雪注意
・連休明けからは気温上昇 季節先取りの暖かさに

3連休最終日の24日(月・振替休日)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が続きます。日本海側は広い範囲で雪が降り、太平洋側にも雪雲の流れ込む所があるでしょう。

特に24日(月・休)にかけては、西日本に強い寒気が流れ込む予想となっています。九州北部や四国は23日(日・祝)夜遅くから雪が強まり始め、山地を中心に大雪となるでしょう。24日(月・休)は普段雪が少ない近畿中部の平地や南部の山地でも大雪となる恐れがあり、積雪や路面の凍結などに注意が必要です。

また、関東や静岡でも24日(月・休)の昼前にかけて、一時的に雪が舞う可能性があります。真冬並みの厳しい寒さになるため、お出かけの際は万全の防寒をなさってください。

連休明けの25日(火)になると冬型の気圧配置が緩み、広く高気圧に覆われる見込みです。西日本や東日本を中心に広く晴れて、北日本日本海側の雪も止む所が多くなるでしょう。

ただ、北日本は発達する低気圧や前線の影響で、早くも天気が下り坂に向かいます。26日(水)には再び雪が降りだし、暖気が入る影響で北陸や東北の沿岸部などは雨になる地域もある見通しです。雪解けが進む恐れがあるため、雪崩や落雪、河川の増水などの融雪災害に十分注意が必要です。

また、長く居座っていた寒気が抜ける25日(火)以降は、徐々に気温が上がっていきます。週後半は全国的に平年より気温が高くなる予想で、3月1日(土)は東京や名古屋で18℃、福岡で20℃など、3月下旬~4月並みの暖かさになるでしょう。

この暖かさでスギ花粉の飛散も本格化してくる可能性があります。気温の変化に注意するとともに、花粉症の方は万全の花粉症対策をしてお過ごしください。

(気象予報士:まりー)

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