寒さの和らぐ日が多く、桜の開花が進む一週間に

◆今週の天気のポイント
・26日(火)は広い範囲で雨や風が強まり荒れた天気に
・気温は次第に高くなり、桜の開花が進む

週明けの25日(月)は、前線が九州から本州の南岸に停滞します。西日本や東日本は曇りや雨で、九州南部は雷を伴い雨脚の強まる所もあるため注意が必要です。一方、北日本は晴れる所が多いでしょう。

↓26日(火)9時の雨と風の予想↓

広い範囲で雨や風が強まる

26日(火)は、前線上の低気圧が発達しながら西日本~東日本を通過する見込みです。このため、九州から東北の広い範囲で雨が降り、西日本や東日本では雨量が多くなる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。全国的に風も強まり、波も高く荒れた天気となる恐れがあるため、最新の情報を確認してください。
27日(水)は、移動性高気圧に覆われ一旦天気が回復して広い範囲で晴れますが、28日(木)は西から再び前線が近づくため西日本や東海で雨が降りだす見込みです。

↓29日(金)の予想気圧配置↓

東日本や北日本で雨脚が強まる

29日(金)は、前線が北日本と西日本や東日本をそれぞれ通過する見込みです。西日本の天気は次第に回復に向かいますが、東日本や北日本は雨の降る所が多く、前線が通過する際は雨脚が強まるため注意してください。
週末の30日(土)は、前線が離れるため広い範囲で晴れてお出かけ日和となるでしょう。
今週は天気が周期的に変化するため、晴れる日の日差しを有効に活用してください。

先週は3月とは思えないような寒さの日もありましたが、今週の最高気温は平年並みか平年を上回る日が多くなるでしょう。特に、29日(金)~週末の30日(土)は、西日本や東日本では20℃を超える所が多く春本番の暖かさとなり、札幌でも12℃くらいまで上がる予想です。積雪の多い地域では、雪崩や融雪などに注意してください。
また、最低気温も平年より高くなる日が多く、朝の冷え込みも和らぐ見込みです。

気温の高い日が多くなるため、今週は桜の蕾の生長が進む見込みです。23日(土)は高知で桜の開花の発表がありましたが、今週は桜の開花の便りが届く所も多くなるかもしれません。春の装いを楽しみながら、咲き始めの桜を見に行かれるのも良さそうです。ただし、花粉の飛散量が多い状態が続いています。九州などではスギと入れ替わるように、ヒノキ科の花粉の飛散も増えているため、花粉症の方は対策を万全にしてお花見をお楽しみください。

(気象予報士:むーらん)

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