◆今週の天気のポイント
・北日本は日本海側を中心に周期的に雨や雪。
・日々の寒暖差と朝晩と日中の気温差が大きく、体調管理に注意。
・沖縄は、台風26号の今後の動きに注意。
今週は低気圧や前線が度々通り、北日本の天気は周期的に変化する見込みです。沖縄や奄美では、台風26号の今後の動きに注意してください。
↓10日(月)~15日(土)の予想気圧配置↓
北日本を低気圧や前線が度々通過
週のスタート10日(月)は、西高東低の気圧配置になります。山陰から北海道にかけての日本海側では曇りや雨で、北海道は雪になる所もあるでしょう。九州や四国から北の太平洋側はおおむね晴れますが、沿岸部を中心に風がやや強く吹く見込みです。
11日(火)は、西高東低の気圧配置が西から緩み、晴れ間のでる所が多いでしょう。山陰から東北の日本海側の天気も回復に向かいますが、北海道の日本海側は寒気の影響が残るため雪か雨が降る見込みです。
12日(水)は、高気圧に覆われて北海道の天気も回復し晴れ間が戻りますが、晴天は長続きしないでしょう。西日本の天気も九州南部から崩れてきそうです。
13日(木)には、北日本を前線が通過し、西日本も湿った空気や前線の影響を受けるでしょう。晴れ間のでる所もありますが雲が広がりやすく、北日本の日本海側では雨や雪、西日本の太平洋側で雨の降る所がある見込みです。
14日(金)は、西・東日本では高気圧に覆われおおむね晴れるでしょう。北日本は西高東低の気圧配置となる見込みです。太平洋側は晴れ間がでますが、日本海側は雲が多く北海道を中心に雪か雨が降るでしょう。
15日(土)は、北日本の西高東低の気圧配置は早くも緩む見込みです。晴れ間のでる所が多くなるでしょう。今週の天気は、北日本や西日本を中心にあわただしく変化する見込みです。
沖縄・奄美は台風の動きに注意
また、9日(日)9時の時点で、フィリピンの東にある大型で非常に強い台風26号の影響で、沖縄や奄美では雨が降りやすい天気が続くでしょう。12日(火)~14日(金)ごろにかけて、台風やその北に停滞する前線の影響で大雨の所がある見込みです。台風の進路や前線の活動の程度によっては警報級の大雨になる恐れがありますので、今後の情報にご注意ください。
寒暖差に注意
今週の気温は日々の寒暖差と朝晩と日中の気温差が大きいでしょう。札幌では、日中の気温が10℃に届かない日が多いですが、13日(木)は低気圧の接近に伴い気温が上がり、雪ではなく雨になる見込みです。翌日14日(金)は気温が下がり雪になるなど、雪や雨を繰り返すため、路面状況の悪化などに注意が必要です。
東北から南の地方でも、最高気温のアップダウンがやや大きいでしょう。また、朝晩と日中の寒暖差が大きく、10℃近くある日が多くなる見込みです。東京や名古屋、広島など東・西日本でも最低気温が10℃以下の日が多くなるでしょう。天気予報を確認し、晴れる日は脱ぎ着しやすい服装を心がけ、夜間の冷え込みに備えて暖かい布団を準備する、また冷たい雨の降る日は終日しっかり防寒するなど、日々対策を立てて体調を崩さないようお気をつけください。
(気象予報士:ふぅ)

