春分の日(3/20)には真冬並みの寒気が南下し、広い範囲で暴風・高波・大雪と大荒れの天気となりました。季節の進みに急ブレーキがかかり、桜の開花が当初の予想より遅れています。最新の1ヶ月予報によると、全国的に高温傾向となる見通しです。来週後半(3/27~)からは気温が上昇し、春らしい陽気が感じられるでしょう。待ち望んだ桜の季節が到来しました。開花から満開までに7〜10日ほどかかると言われています。今春の入学式は、桜を背景に素敵な記念撮影ができそうですね。
高気圧が太平洋から張り出して、暖かい空気が流れ込む日が増えるでしょう。また、大陸からの寒気の影響は例年に比べて小さい見込みです。そのため、この先1ヶ月の平均気温は全国的に平年より高くなる予想です。4月のはじめにかけて西・東日本を中心に春本番の暖かさとなる見込みで、桜の開花が一気に進みそうです。
南海上から湿った空気が流れ込み、西日本や東日本では天気のぐずつく期間があるでしょう。そのため例年よりも降水量がやや多くなる見通しです。特に、来週26日(火)は低気圧が発達しながら本州付近を進む見込みで、西・東日本ではまとまった雨となるでしょう。九州や中・四国を中心に大雨となるおそれもあります。北日本では周期的に気圧の谷が通過して荒れた天気となる日がありますが、降水量は概ね平年並みとなる見込みです。
(気象予報士:ファーマー)