きょう15日(木)は、低気圧が東北へ進み、南下する前線が本州上を通過する影響で雨風が強まり、雪が強まる所もあるでしょう。北海道と青森県では積雪の増加、秋田県付近では大雨、北陸付近では夕方から強い雨と夜遅くからは山地での一時雪の強まりにご注意ください。
西日本では前線と気圧の谷の影響で次第に雨域が広がります。前線が通過する夜には近畿や東海でも雨が強まり、関東も所々雨が降るでしょう。また南寄りの風が強く吹く見込みです。前線通過後の夜遅くからは一時的に冬型の気圧配置になります。北風が強く、寒気の影響で日本海側は雪に変わるでしょう。
あす16日(金)は、冬型が緩み日本海に進んでくる高気圧に覆われます。山陰の雨や雪は午前中に止み、北陸から東北の雪も徐々に止んできますが、北海道では日中も雪が降りやすく、札幌付近では一時的に雪が強まる可能性があります。太平洋側では西日本は次第に晴れてくるでしょう。関東も晴れますが、夕方から東海や甲信付近では気圧の谷で雲が多くなり、所によりにわか雨がある見込みです。
17日(土)~18日(日)は、日本の東に中心を移す高気圧に広く覆われる状況が続きます。北日本の雪は止み、九州・沖縄から北海道で晴れ間が出るでしょう。日中の気温は西・東日本では17日(土)に15℃前後、18日(日)には20℃位に上昇して東北でも15℃前後になるでしょう。3月下旬~4月中旬頃の気温になりそうです。風も弱く、穏やかな天気のため行楽日和や洗濯日和になりそうです。ただし、晴れて暖かいため花粉が飛びそうですので花粉症の方はご注意ください。
なお、近畿から東海は気圧の谷の影響で雲が広がり17日(土)は紀伊半島で、18日(日)には近畿や東海と四国の一部で雨が降りやすい天気になる見込みです。また18日夜は九州で天気が下り坂になります。夜には雨が降り出す所もあるでしょう。
今週は「春」の文字をよく見かけるようになりました。でも、まだ2月の中旬です。来週は前線の影響で雨が降りやすい天気が多くなる可能性があります。またこの先、暖かい日々の合間に冬型の気圧配置になり、寒気が入って寒くなる事もまだありそうです。この土日は色々余裕が出そうなくらい暖かく穏やかな晴れの天気なりそうですので、今シーズンにまだ着ていなかった冬服を出しておくと、この先ちょっと出番があるかもしれません。
(気象予報士:ロータス)