2月に入り、地域によっては早咲きの梅が咲き始めました。春の訪れを知らせる梅の花は俳句でよく詠まれる季語です。例えば「梅白し暖かき日も寒き日も(原 石鼎)」という句があります。寒暖の差が大きく天候が不安定な早春に、梅の花は確かに春の訪れを告げている…。まだまだ真冬のような寒さの日がありますが、近くに咲いた梅の花を見かけると春の気配を感じますね。
期間の始めは、東日本や西日本では南岸低気圧の影響を受けるため気温は平年を下回るでしょう。その後は寒気の影響を受けにくくなるため、期間全体としてはやや高温傾向となる見込みです。
本州付近を周期的に低気圧が通過するため、東日本・西日本で降水量は平年よりやや多くなるでしょう。北日本や東日本日本海側では冬型気圧配置による降水(雪)量は少ない見込みですが、低気圧や気圧の谷に伴う雨や雪の降る日が例年より多くあるため、期間全体の降水量は平年並みとなる見通しです。
(気象予報士:ファーマー)