1月6日は二十四節気の「小寒」さらに22日は「大寒」と、1月の中・下旬は統計的にも一年で最も気温の低い時期にあたります。この冬はここまで暖冬傾向で推移しており、今日(1/5)現在の日本海側各地の積雪量は、平年を大きく下回っている状況です。最新の予報でも引き続き高温傾向が予想されていますが、暖冬時の一つの特徴として強い寒気が一気に南下することによる“短期集中”タイプの降雪があげられます。来週初め(1/7-8)は北陸周辺の平野部で大雪となる可能性があり、被災地での雪害発生が懸念されます。
冬型気圧配置が長続きせず、高温傾向が続く見通しです。ただ、気象予測モデルによってはシベリア大陸の寒気強化を予想しているものがあり、1月下旬には日本付近への南下を示唆しています。期間後半は平年並みの寒さとなる可能性があります。
北海道の東海上で低気圧が発達する傾向があり、周期的に北日本中心の冬型気圧配置となる見込みです。そのため北日本日本海側では平年より降水(雪)量がやや多くなる見通しです。西日本や東日本の太平洋側では南海上から高気圧に覆われることがあり、平年に比べ雨や雪の日は少ない見込みです。
(気象予報士:ファーマー)