11月22日は二十四節気の小雪(しょうせつ)。北国から初雪の便りが届く頃とされています。本格的な冬の訪れが目前に迫っていますが、今年の冬は高めの気温で推移しそうです。
向こう3ヶ月(12~2月)は上空の偏西風が日本付近で北に蛇行しやすく、寒気の影響を受けにくいため高温傾向となるでしょう。ただ、12月中は北日本では一時的に強い寒気が流れ込む可能性がありますので、寒暖差で体調を崩さないようにお気を付けください。
今冬は冬型の気圧配置が強まりにくいため、日本海側の降雪量は平年より少なくなる見込みです。一方、日本海の海面水温が平年より高い状態が続くため、一時的とはいえ強い寒気が流れ込むとドカ雪となる可能性があります。油断せず日々の気象情報を確認し大雪への備えをなさってください。また、例年に比べて低気圧などの影響を受けやすくなるため、沖縄・奄美地方から東日本の太平洋側では多雨傾向となるでしょう。
(気象予報士:きっしー)