週の前半は雪と寒さに注意、後半は荒れた天気に

◆今週の天気のポイント
・14日(火)にかけて北海道は積雪に注意
・17日(金)は全国的に荒れた天気になる恐れ
・週の中での寒暖差が大きくなるため体調管理に注意

平地で雪を降らせる目安の寒気が北海道や東北北部に流れ込み、10日(金)は稚内で、11日(土)は札幌、函館、室蘭、網走、青森で初雪が観測されました。

↓14日(火)9時の上空1500m付近の気温の予想↓

北海道に平地で雪の目安の−6℃以下の寒気が残る

寒気は14日(火)にかけて残るため、北海道や東北北部の日本海側では平野部でも雪の降る所が多いでしょう。すでに積雪している所も多く、雪の量がさらに増える恐れもあります。車を運転される方は、路面状況の変化に注意してください。東北南部から山陰も曇りや雨の所が多く、東北南部や北陸の標高の高い地域では雪の降る所もあるでしょう。関東から西の太平洋側は、晴れる所が多い見込みです。

15日(水)は北陸で雨の降る所もありますが、高気圧に覆われ晴れ間のでる地方が多いでしょう。この日は七五三ですが、まずまずの天気になる所が多い見込みです。

16日(木)は、西から前線を伴った低気圧が近づきます。晴れる所が多いですが、西日本の天気は下り坂に向かい午後は所々で雨が降りだす見込みです。

↓17日(金)の予想気圧配置↓

全国的に雨や風が強まる

17日(金)は、低気圧が発達しながら日本海を進み、この低気圧から延びる前線が日本付近を通過します。暖かい空気が流れ込むため、北海道も含めて広い範囲で雨が降り、前線が通過する際は雨脚が強まるでしょう。風も強まるため荒れた天気となり、北日本や東日本を中心に大荒れや大しけとなる恐れもあります。最新の情報に注意してください。

週末の18日(土)は、低気圧や前線は日本の東へ離れ、次第に冬型の気圧配置になります。北陸から北の日本海側を中心に雨が降り、風も強く荒れた天気が続くでしょう。標高の高い地域では雪の所もある見込みです。東日本や西日本の太平洋側は、晴れる所が多いでしょう。

寒気の影響で週の前半は全国的に気温が低く、師走並みの寒さの続く所もあるでしょう。朝は北海道で0℃前後まで気温が下がり、東日本や西日本も10℃を下回る地方が多い見込みです。日中の気温も北海道では5℃前後の所が多く震えるような寒さで、東日本や西日本も15℃前後で空気が冷たいでしょう。週の後半になると、暖かい空気が流れ込むため日中の気温は西日本や東日本の所々で20℃を超え、北海道でも15℃を超える所もある見込みです。
今週は週の前半と後半で寒暖の差が大きくなるため、体調管理に注意してください。

(気象予報士:むーらん)

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