きょう9日(木)は、高気圧に覆われて晴れるところが多くなりますが、西から天気は下り坂です。
あす10日(金)は、荒れた天気になる見込みです。北日本を寒冷前線が通過します。また東シナ海から関東の南に延びる前線上を低気圧が東進してくるため、九州から北海道は広く雨になり所々雷を伴って強く降るところが多いでしょう。朝のうちは雨が降っていない関東から東北でも次第に強い雨が降り出す見込みです。なお、寒冷前線や低気圧通過後は冬型の気圧配置に変わり、北寄りの強風が吹いて、強い寒気も入ってくる見込みです。
11日(土)~13日(月)は、冬型の気圧配置になり北日本は雪が降るところがあるでしょう。また山陰や北陸なども山地では雪が降る可能性があります。
11日(土)は北日本を中心に北西の強風が吹く見込みです。太平洋側は概ね晴れますが、山陰から北陸では時々雨が降り、東北や北海道の日本海側では平地でも時々雪が降るでしょう。夜~翌12日夕方は、西・東日本で風が一時的に弱まり、北陸や関東と東北南部では気圧の谷になるため雨が降りやすく、北陸付近では雨脚が強まる見込みです。
12日(日)夜~13日(月)は、北寄りの風が再び強まり西日本にも寒気が入ります。日本海側を中心に時々雨が降り、山陰から北陸では時々雨が強まるでしょう。東北北部から北海道では雪が降る見込みです。また西・東日本の太平洋側でもにわか雨があるでしょう。日中の気温は13日(月)には西・東日本の太平洋側で15℃前後、北陸から東北では10℃前後で11月下旬から12月上旬並みになるでしょう。
今週は気温が徐々に下がり、この週末から来週初めにかけて強い寒気が入るため、一気に秋が深まりそうです。朝晩は特に寒くなり、熱い鍋料理が美味しく感じられる季節に入るでしょう。
秋の深まりとともにズワイガニ漁の解禁やアンコウが旬を迎えるなど鍋に入れる具材も次第に美味しくなる見込みです。月末にかけて週末には九州や中国から関東や東北などでは鍋まつりが開催されるところもあり、チャンコ鍋から高級魚の鍋、そして鍋料理対決など各地で注目度が増して、鍋料理が熱くなりそうです。
(気象予報士:ロータス)