季節が前進する一週間に

◆今週の天気のポイント
・6日(月)~7日(火)は全国的に荒れた天気となるため注意・警戒
・次第に11月らしい気温に戻るため服装選びに注意

連休明けの6日(月)~7日(火)は、低気圧が発達しながら北海道付近を通過し、この低気圧から延びる寒冷前線が日本列島を通過します。6日(月)は西日本や北海道を中心に雨となり、7日(火)は東日本や東北でも雨の降る所が多くなるでしょう。前線が通過する際は、雨や風が強まり荒れた天気となるため注意が必要です。特に、北日本を中心に大荒れや大しけ、大雨となる恐れもあります。また、関東や北日本では7日(火)の朝の通勤・通学の時間帯に影響する可能性もあるため、最新の気象情報を確認し、時間に余裕をもって行動するようにしてください。

↓7日(火)朝の雨と風の予想↓

関東や北日本で風雨が強まる

8日(水)は、移動性高気圧に覆われ西日本から北日本の広い範囲で晴れるでしょう。洗濯物の外干しや布団干しなど、日差しを有効に活用してください。ただ、晴天は長くは続かず、9日(木)は西日本や東日本で雲が広がりやすくなる見込みです。

10日(金)は、低気圧がサハリン付近に進み、この低気圧から延びる前線が日本付近を通過します。このため、全国的に再び雨が降り、雨脚の強まる所もあるでしょう。この雨の後の11日(土)は、西高東低の気圧配置となり北日本を中心に強い寒気が流れ込んでくる見込みです。北陸から北の日本海側は雨が降りやすく、風も強いでしょう。特に、北海道には上空1500m付近に平地で雪の目安の−6℃以下の寒気が流れ込むため、平野部でも雪の降る所がある見込みです。車を運転される方は、路面状況の変化に注意してください。太平洋側は晴れ間もありますが、風がやや強いでしょう。

↓11日(土)9時の上空1500m付近の気温の予想↓

北海道に平地で雪の目安の−6℃以下の寒気が流れ込む

連休中は11月とは思えない季節外れの陽気となりましたが、今週は次第に11月らしい気温に戻る見込みです。連休明けの6日(月)は、東海以西で25℃を超える所が多く季節外れの暑さが続きますが、8日(火)以降は夏日の所は少なくなるでしょう。週末の11日(土)には北海道では日中も10℃以下となり、晴れ間のでる関東以西も20℃に届かない所があり、風もやや強く吹くため気温よりもさらに低く感じられる見込みです。また、晴れる日は朝晩と日中の気温差も大きいでしょう。
今週はこれまでの季節外れの暑さや暖かさから一転し、一気に季節が前進します。紅葉がまだの所も、この先は葉の色付きが進んでいくでしょう。服装を上手に選び、大きな寒暖差で体調を崩さないようにしてお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

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