きょう2日(木)~あす3日(金)は、九州から東北南部は高気圧に覆われて晴れの天気が続くでしょう。なお、きょう2日(木)は新潟県付近では雨が降りやすい見込みです。あす3日(金・祝)は沿海州の低気圧から延びる寒冷前線が南下してきます。北海道では道北から降り出す雨や雷雨が、夜にかけて北海道を南下し、風も強く荒れた天気になるでしょう。九州から東北南部は晴れて南寄りの風が吹く影響で気温が上昇します。西・東日本の太平洋側は日中の気温が25℃前後、日本海側では27~28℃になるところもある見込みです。
4日(土)は、東北では寒冷前線が南下して雨や雷雨になりますが、前線活動が次第に弱まり夜には雨の範囲が狭くなるでしょう。西日本の日本海側沿岸部には気圧の谷が停滞し、山陰から北陸ではところにより雨が降る見込みです。一方、西・東日本の太平洋側は雲が多くなりますが晴れ間が出るでしょう。
5日(日)は、前線や気圧の谷が次第に不明瞭になりますが、高気圧周辺部になり南から湿った気流が入るため西・東日本の太平洋側ではにわか雨があるでしょう。北日本や日本海側では晴れ間が出る見込みです。4日(土)~5日(日)の日中の気温は北海道でこの時期らしい気温になりますが、九州から東北南部では25℃前後のところが多く、26~27℃になるところもあり季節外れな状況が続くでしょう。
なお、翌6日(月)~7日(火)は、大陸から低気圧が発達しながら進んでくるため全国的に雨風が強く、大荒れの天気になる可能性がありますのでご注意ください。
11月に入り最初の週末も25℃以上の夏日がまだ続きます。それでも近頃は西・東日本でも山地ではイチョウの黄葉が見頃を迎え、大阪や京都などでも木々が色づき始めています。この3連休中は暑さを伴いそうですので、もしかしたら『日中は半袖でかき氷を味わいながら紅葉も楽しむ』そのような夏と秋が混在する不思議な光景になるかもしれませんね。
(気象予報士:ロータス)