北日本や東日本の山々から初冠雪の便りが届き、西・東日本の平野部でも明け方のひんやりした空気に秋の深まりを感じます。さて「秋の日はつるべ落とし」という諺がありますが、このところ日暮れがずいぶん早くなったと感じませんか。それもそのはず、例えば東京の日没時刻は7月の19時頃から10月下旬には17時頃に、なんと2時間も早くなっているのです。すっかり暗くなった晩秋の帰り道、北風の吹く夜は温かい鍋が恋しくなりますね。
期間前半は大陸上空の気温が例年より高めで推移し、北日本を中心に高温傾向が続く見込みです。11月に入ると数日の周期で冬型気圧配置となり、時おり寒気が流れ込むようになるでしょう。そのため、各地とも次第に平年並みの気温に近づく見通しです。
数日の周期で、大陸から高気圧が移動性となって本州付近あるいは南海上に進んでくる見込みです。そのため西・東日本の太平洋側で晴天が続くことがあり、降水量は平年に比べるとやや少なくなるでしょう。その他の地方では概ね平年並みとなる見込みです。
(気象予報士:ファーマー)