スポーツの日は生憎の雨に、寒暖差と台風の動きに注意

◆今週の天気のポイント
・9日(月)スポーツの日は雷を伴う激しい雨の他、強風・高波に注意。
・週の半ばごろは、爽やかな秋晴れに。朝晩と日中の気温差が大きい。
・台風15号が週の後半に小笠原に近付く見込み。今後の情報に注意を。

連休最終日の9日(月)のスポーツの日は、太平洋沿岸に延びる前線の影響で九州から東北にかけての広い範囲で雨が降るでしょう。特に湿った東よりの風の影響を受ける九州南部や紀伊半島などの南東斜面のほか、前線上の低気圧が近付く関東沿岸や東北の太平洋側は雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。太平洋側の海上は風が強まり、うねりを伴って波が高くなります。大雨・強風・高波に注意が必要です。

↓9日(月)の雨雲の予想↓

太平洋側は大雨・強風・高波に注意

10日(火)は、西日本の天気は回復する所が多いですが、東日本や北日本は雨が残るでしょう。その後の天気は秋らしく周期的に変わる見込みです。11日(水)~12日(木)にかけては、北海道や東北日本海側・北陸でやや雲が多いものの、その他の地方は高気圧に覆われ爽やかな秋晴れとなりそうです。洗濯日和、お出かけするのにも良い天気となるでしょう。13日(金)以降は天気が下り坂に向かいます。四国から東北にかけて雨が降りだすでしょう。14日(土)ごろには、西日本の日本海側は気圧の谷や寒気の影響で本降りの雨になる所もありそうです。

10日(火)~14日(土)の予想気圧配置

(台風は低気圧で表現されることがあります)

また、8日(日)9時の時点でトラック諸島近海にある台風15号が、週の後半に小笠原諸島に近付く見込みです。小笠原諸島では、風が強まり波も高くなり、荒れた天気になるため注意が必要です。そして、台風の直接の影響ではありませんが、東日本の太平洋側では、台風の北側の前線の影響でまとまった雨になる可能性もありますので最新の情報をご確認ください。

この時期らしい気温の日が多く、秋らしさ増す

今週はこの時期らしい気温の日が多くなる見込みです。雨の降る日は気温が上がらず雨が冷たく感じられる日もあるでしょう。そして、朝はヒンヤリするようになり、上着が必要なくらいの体感となりそうです。北海道では札幌でも朝の最低気温が10℃に届かない日が出てきて、コートが欲しいくらいの冷え込みになるでしょう。

朝晩と日中の気温差に注意

晴れる日の昼間は気温が上がり湿度も低めで過ごしやすいため薄手の服装でよさそうですが、朝晩との気温差が大きくなる見込みです。重ね着などで服装を上手に工夫して秋のおしゃれを楽しんでください。そしてこの先は、雨の降る日と晴れる日の気温差、朝晩と日中の気温差が大きくなります。体調管理をしっかりとして元気にお過ごしください。

(気象予報士:ふぅ)

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