秋雨前線が南下、週の後半は広い範囲で雨

◆今週の天気のポイント
・18日(月・敬老の日)は北海道で大雨に警戒
・週の後半は西日本や東日本の太平洋側も含めて広い範囲で雨に
・週の後半は厳しい残暑は多少和らぐ

三連休最終日の18日(月・敬老の日)は、秋雨前線上の低気圧が北海道付近を通過する見込みです。このため、北海道では広い範囲で雨が降り、大雨による土砂災害や浸水、河川の増水に注意・警戒してください。東北や九州北部も雷を伴った激しい雨に注意が必要です。その他の地方は晴れ間もありますが、山沿いを中心ににわか雨や雷雨があるでしょう。

↓18日(月)の予想気圧配置↓

低気圧が通過する北海道は大雨に警戒

三連休明けの19日(火)~20日(水)は、秋雨前線や湿った空気の影響で北日本や北陸、西日本の日本海側で雨が降りやすいでしょう。関東から西の太平洋側は晴れ間もありますが、所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。空模様の変化に注意をしてください。

21日(木)~22日(金)は、秋雨前線が本州付近を南下します。このため、西日本や東日本の太平洋側を含めて広い範囲で雨が降り、前線が通過する際は雨脚の強まる所もある見込みです。外出の際は、大きめの傘があると良いでしょう。一方、前線から離れる北海道では安定した晴天となる見込みです。

↓22日(金)の雨雲の予想↓

広い範囲で雨、雨脚の強まる所も

週末の23日(土・秋分の日)は、秋雨前線の活動が弱まり、日本付近は高気圧に覆われるでしょう。このため、晴れ間のでる所が多くなり、お彼岸のお墓参りなどにはまずまずの天気となる見込みです。

気温はこの時期としては高く、20日(水)にかけては平年よりかなり高い所が多いでしょう。日中は広い範囲で30℃以上の真夏日となり、内陸では35℃くらいまで上がる所もある見込みです。朝晩は多少しのぎやすくなってきましたが、日中は蒸し暑く感じられるため熱中症対策が必要です。
21日(木)以降は、秋雨前線が南下するため空気が入れ替わるでしょう。西日本や東日本でも30℃に届かない所もある予想で、厳しい残暑は多少収まる見込みです。

暑さ寒さも彼岸までと言われるように、今週後半の彼岸の入り以降は少し季節の歩みを感じることができるようになりそうですが、続いていた厳しい残暑からの気温の変化が大きくなるため、体調管理に注意をしてお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

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